ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
[没]後1頃
インドの哲学者,宗教家。正統バラモン系統の哲学派ベーダーンタ学派の開祖とされる。祭祀の実行を究極の目的とする,ミーマーンサー学派の祖ジャイミニに対し,人生の究極目的を解脱であるとした。ベーダーンタ学派の根本経典である『ベーダーンタ・スートラ』も,彼に帰せられる場合がある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
インドのベーダーンタ学派の哲学者。同学派の根本聖典『ブラフマ・スートラ』の著者と伝えられるが、実際にはそれ以前の人である。彼は、解脱(げだつ)を人生の目的と説き、その手段としてブラフマン(梵(ぼん))の認識をもっとも重視した。この彼の立場は『ブラフマ・スートラ』に受け継がれ、ベーダーンタ学派の基本的立場となった。そのため彼は後世この学派の開祖とみなされるようになった。
[島 岩 2018年5月21日]
…この真理を聖典によって明らかに知るとき,人は解脱を得るのである。400~450年ころに現在の形に編纂された《ブラフマ・スートラ》(バーダラーヤナ作と伝えられる)が根本経典。この学派の説は一般に一元論であるが,根本経典の解釈をめぐって,後世,シャンカラの不二一元論,ラーマーヌジャの制限不二一元論,バースカラの不一不異論などが展開された。…
※「バーダラーヤナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
すべての国民をなんらかの医療保険に加入させる制度。医療保険の加入者が保険料を出し合い,病気やけがの場合に安心して医療が受けられるようにする相互扶助の精神に基づく。日本では 1961年に国民健康保険法(...
12/21 デジタル大辞泉を更新
12/21 デジタル大辞泉プラスを更新
12/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/28 デジタル大辞泉を更新
10/28 デジタル大辞泉プラスを更新
10/27 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新