パパンドレウ(Andreas G. Papandreou)(読み)ぱぱんどれう(英語表記)Andreas G. Papandreou

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

パパンドレウ(Andreas G. Papandreou)
ぱぱんどれう
Andreas G. Papandreou
(1919―1996)

ギリシアの政治家。ゲオルギオス息子キオス生まれ。アテネ大学、ハーバード大学を卒業。1947~1963年の間ミネソタ大学などで経済学を教授した。帰国し1964年に父親政府に入閣したが、右翼に憎まれた。1967年の軍部クーデター後パリに逃れ、国外で「全ギリシア解放運動」を組織。1974年の軍事政権崩壊後帰国し、「全ギリシア社会運動」を結成、1981年の選挙で勝利し、首相兼国防相に就任した。1989年の総選挙保守党に敗れたが、1993年政権に返り咲いた。1996年辞任。

木戸 蓊]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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