ヒマラヤユキノシタ(英語表記)Bergenia stracheyi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒマラヤユキノシタ
Bergenia stracheyi

ユキノシタ科の多年草で,ヒマラヤ原産。寒さに強く,日本でも観賞用によく植えられている。長さ 15~20cmほどの倒卵形光沢のある根生し,葉縁には毛がある。この葉は秋に紅葉する。春に,株の中央から高さ 20cmほどの花茎を伸ばし,上部に総状に多数のピンクの花をつける。花は長さ 3cmほどの5弁で中央に黄色のおしべがある。園芸品種も多く八重咲きや白花もある。

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百科事典マイペディアの解説

ヒマラヤユキノシタ

ユキノシタ科の多年草。園芸的にはヒマラヤや東アジアに分布するヒマラヤユキノシタ属の数種がもとになった交雑品種をいう。大型の卵円形で厚い葉を根生し,太い花茎の先に5弁花を集散状につける。花色は桃,紅,白など。耐寒性が強く,半日陰の庭植えに適し,とりわけ小面積の地被植物として多く用いられている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒマラヤユキノシタ【Bergenia×schmidtii Regel】

ユキノシタ科の多年草。ヒマラヤ地方原産といわれていたが,雑種起源で,その両親についてははっきりしない。庭によく植えられる春咲き宿根草の一つで,花のほか,そのつややかな大きい葉も美しい。基部は太い根茎状となり,倒卵形の大きい常緑葉を茂らせ,葉質は厚手の濃緑色で,やや光沢がある。3~4月ころ,花茎を抽出し,分岐した円錐花序をなして桃色の花を密集して咲かせる。この仲間には,本種に似たものにシベリアユキノシタB.cordifolia (L.) A.Br.やベルゲニア・リグラータB.ligulata (Wall.) Engl.などの種類がある。

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