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ヒューミント HUMINT

翻訳|HUMINT

大辞林 第三版の解説

ヒューミント【HUMINT】

スパイによる情報収集活動。

ヒューミント【HUMINT】

〖human intelligence〗
人(スパイ)による情報収集活動。電子機器による情報収集活動(ELINT)に対していう。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒューミント
ひゅーみんと
HUMINT

人による情報収集・分析活動。human intelligenceの合成語で、人的諜報(ちょうほう)と訳される。ある国の政府や組織などが、外国の政府や敵対勢力、国際テロ組織などに対し、人との接触を通じた情報収集活動によって、何らかの意思決定に資するような成果を獲得することなどをさす。北大西洋条約機構(NATO)では、人的資源により収集、提供された情報から導き出された成果物と定義している。一般的に、目的としている情報を操作する権利をもつ情報源と接触し、質問や会話によって情報を得る。情報源としては、外交官や武官、非政府組織、避難民や亡命者などが考えられる。また、ヒューミント活動で成果を得るため、巧妙な手口で情報提供者を獲得し、その情報提供者を通して目的の情報を得ることを、密かなヒューミントclandestine humintとよび、情報提供者は、俗にスパイとよばれる。
 米ソ冷戦終結後、アメリカ国家安全保障局(NSA:National Security Agency)やCIAでは、ヒューミントによる情報収集よりも、偵察衛星や電子情報を収集する信号情報収集(SIGINT(シギント):signal intelligence)を重視する傾向を強めていたとされる。しかし、閉鎖的な国家や国際テロ組織についてシギントから得られる情報内容は限られているため、特定人物から直接得られるヒューミントが見直されている。日本政府においても、国家安全保障会議(日本版NSC)の創設に伴い、内閣情報調査室内にヒューミント専門部署の新設が検討されている。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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