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ヒヨコマメ

栄養・生化学辞典の解説

ヒヨコマメ

 [Cicer arietinum].

 食用にするマメの一つ.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ヒヨコマメ【chickpea】

食用に栽培されるマメ科一年草。茎は基部で分枝し,腺毛を有し,高さ30~70cmになる。茎葉ともに細毛がある。互生する葉は約9~19枚の小葉があり,奇数羽状複葉をつくる。花は生(えきせい)する葉よりは短い花梗に単生し,白色あるいは紫色豆果は膨大し,長さ2~2.5cmほどで,中に1~2個の種子()をいれる。豆は径1cmほどだが,1個の突起があり鳥の頭に似るので,それにちなんだいろいろな名で呼ばれる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒヨコマメ
ひよこまめ / 鶏児豆
chick-pea
[学]Cicer arietinum L.

マメ科の一年草。豆を食用や飼料とするために栽培される。草丈は50センチメートルほどになり、茎の断面は四角形。葉は奇数羽状複葉で長さ約5センチメートル、9~15枚の小葉からなる。発芽後1か月ほどたつと葉腋(ようえき)に1~2個の花をつける。花は長さ約2センチメートル、紫、桃、青、白色などで2日間咲き、ほとんど自家受精する。莢(さや)は長さ2~3センチメートル、幅1~1.5センチメートルになり、中には1~2個、多いものは4個の種子がある。ヒマラヤ西部から西アジア地方で栽培が始まったとされ、非常に古い時代にヨーロッパに伝わった。現在の主産地はインドで、中近東、地中海沿岸、カリフォルニア、メキシコなどでも栽培されているが、日本での農業的な栽培はない。生育は高温、半乾燥の気候に適し、生育日数は100~130日である。煮豆、炒豆(いりまめ)、スープなどにして食べ、製粉して小麦粉と混ぜてパン状に焼く。また、炒(い)ってコーヒーの代用とする。莢は飼料としても用いられるが、茎葉には有毒成分があり飼料に適さない。[星川清親]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のヒヨコマメの言及

【豆】より

…南アメリカ原産のインゲンマメはアフリカやインドでも主食的に利用される重要な豆類であるし,ボリビア原産のラッカセイは,その高い脂肪含有量のため広く食用にされ,どちらも世界の各地で栽培されている。その他にも〈もやし〉に多用されるインド原産のリョクトウ,若い豆果が野菜とされるアフリカ原産のササゲ類(ササゲ,ヤッコササゲ,ジュウロクササゲなど)や,熱帯アジア原産のナタマメやシカクマメPsophocarpus tetragonolobus(英名fourangled bean),それに加えて中央アメリカや南アメリカ原産のライマメPhaseolus lunatus(英名lima bean),ベニバナインゲン,インド原産のヒヨコマメフジマメ,アフリカ原産のキマメなど,多数の種が栽植され,利用されている。これら熱帯系の豆類のうちのいくつかは,温帯圏での夏作作物となっており,日本でも栽培されている。…

※「ヒヨコマメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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