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ヒンドゥスターニー語 ヒンドゥスターニーご Hindustānī language

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒンドゥスターニー語
ヒンドゥスターニーご
Hindustānī language

インドとパキスタンの分離 (1947) まで,ヒンドゥー教徒にも回教徒にも広く用いられていた一種の共通語。分離後,インドの公用語はヒンディー語,パキスタンの公用語はウルドゥー語それぞれ定められているが,ヒンドゥスターニー語はこの両者と共通点が多い。

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デジタル大辞泉の解説

ヒンドゥスターニー‐ご【ヒンドゥスターニー語】

Hindustani
ウルドゥー語の古い異称。
ヒンディー語ウルドゥー語を融合させた共通語。M=K=ガンジーが提唱したが、普及せずに終わった。

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百科事典マイペディアの解説

ヒンドゥスターニー語【ヒンドゥスターニーご】

インド・ヨーロッパ語族の近代インド語(インド語派)の一つ。Hindustani。北インド一帯で使用される,ヒンドゥー教徒,イスラム教徒の共通話語。ペルシア語アラビア語が混じっている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒンドゥスターニーご【ヒンドゥスターニー語 Hindustānī】

インド語派(インド・アーリヤ語)系の言語と方言。名称は〈ヒンドゥスターン(インド)〉を指す地名から派生した。狭義には北インドのドアーブ地方のカリーボーリーKhaṛī Bolī方言の別名として,広義には同方言を基盤に形成された北インド一帯の共通語を指すのに用いられる。後者の用法のほうがより一般的である。 ヒンディー語ウルドゥー語もヒンドゥスターニー語を基に成ったので,これら3言語の基本的な構造に大差はない。

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大辞林 第三版の解説

ヒンドゥスターニーご【ヒンドゥスターニー語】

現代のヒンディー語とウルドゥー語のもとになった言語。インド-ヨーロッパ語族インド語派に属す。一三世紀イスラム兵士と地元のヒンズー教徒たちとの交流から成立。一九世紀にアラビア文字のウルドゥー語とデーバナーガリー文字のヒンディー語に分裂するまで共通語の地位を占めた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒンドゥスターニー語
ひんどぅすたーにーご
Hindustani

インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派に属するアーリア諸語の一つであり、西部ヒンディー語群のなかに含まれる。13世紀の初頭デリーイスラム王朝が成立したのち、トルコパンジャーブ地方出身のイスラム兵士たちと地元のヒンドゥー教徒たちとの間のコミュニケーションを通じて、バーンガルー方言とパンジャーブ語が融合し、さらにトルコ語ペルシア語やアラビア語の語彙(ごい)が混入して一種の共通語が誕生した。この共通語を13世紀の有名な詩人アミール・ホスローは「ヒンドビー語」Hindvとよび、ムガル王朝の創設者であるバーブルは「ヒンドゥスターン語」Hindustnとよんでいるが、16世紀ごろまでは北インドのイスラム教徒とヒンドゥー教徒との間で用いられる共通会話語という地位にとどまっていたものと考えられる。
 一方、14世紀に、トゥグルクが都をデリーから南のドーラターバードに移し、のちにバフマン王朝が確立されたが、その際デリー地方から移住した軍人や文人たちは、口語であったヒンドゥスターニー語からダキニー(南方語)とよばれる文学語を発達せしめた。やがて17世紀後半デカン地方へ遠征してこの言語の存在に気づいた北インドのイスラム兵士たちは、自分たちの話す言語をこれと区別して「ウルドゥー語」Urd(軍営地で話される語)とよぶようになった。したがって、ヒンドゥスターニー語のことをイスラム教徒はウルドゥー語ともいい、ヒンドゥー教徒のほうはヒンドビー語ないしヒンディー語ともよんでいたわけである。しかし、19世紀以降、この言語はまったく同じ文法を有しながらも、ペルシア語・アラビア語の語彙を多く含みペルシア文字によって書き表される現代ウルドゥー語と、サンスクリット語の語彙を多く含みナーガリー文字によって書き表されるカーリーボーリー語(標準ヒンディー語)の二形式に分かれ、今日に至っている。[奈良 毅]
『Census of India 1961, vol.1, part ‐C(i) Language Monographs (Language Division, India) ▽土井久彌著『ヒンディー語入門』(1979・泰流社) ▽土井久弥著『ヒンディー語小辞典』(1982・大学書林)』

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