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ピルバラ Pilbara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピルバラ
Pilbara

オーストラリア,ウェスタンオーストラリア州北西部,ポートヘドランドからダンピアにかけての海岸線と,ドゥグレイ川,アシュバートン川の間,ハマーズリー山脈を含む地方。乾燥地帯で降水量は少く不安定で,州の核心部からも遠いため,粗放な牧羊のほか農牧業には適さない。しかし 1888年から数年間のゴールドラッシュをはじめ鉱産資源の採掘がみられ,特に 1960年代以降の大規模な鉄鉱石開発によりニューマンゴールズワージートムプライス,パナウォニカ (1972) などの鉱山町やダンピア,ポートヘドランド,ケープランバート (72) などの港が建設され,4本の鉄道が建設された。日本などへ鉄鉱石を輸出。 70年代に入り沖合いに大規模な天然ガスの埋蔵が発見され,工業開発が計画されている。人口4万 8620 (1991推計) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ピルバラ【Pilbara】

オーストラリア西部,ウェスタン・オーストラリア州北西部の地方名。人口4万9900(1987)。この国の代表的鉄鉱石産地で,1960年代以降六つの鉱山が開かれ,4本の鉄道と三つの港湾が建設された。天日製塩も行われ,鉄鉱石および塩の大半は,ポート・ヘッドランドやダンピアから日本に輸出される。沖合の天然ガス資源の開発も計画されている。入植は1860年代にさかのぼり,80年代のゴールドラッシュでその名が知られるようになった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピルバラ
ぴるばら
Pilbara

オーストラリア、ウェスタン・オーストラリア州北西部の地方。面積50万6558平方キロメートル、人口4万2747(2001)。同国最大の鉄鉱石産地(埋蔵量330億トン、年産約8300万トン)。1960年代以来、南部に連なるハマーズリー山脈のマウント・ニューマンやマウント・トム・プライスMount Tom Priceなど六つの鉄鉱山が開発され、鉄道および港湾(ポート・ヘッドランドやダンピアなど)が建設された。またポート・ヘッドランドおよびダンピアでは製塩が行われる(年産約200万トン)。これら鉄鉱石および塩はおもに日本へ輸出される。また沖合いの海底では天然ガスが産出されている。1883年に金が発見され金鉱地帯としてにぎわったことがある。[谷内 達]

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世界大百科事典内のピルバラの言及

【ウェスタン・オーストラリア[州]】より

…とくに鉄鉱石(全国生産量の90%以上),ニッケル(同100%),ボーキサイト,塩の産出州として重要。鉄鉱石の主要産地は北西部のピルバラPilbara地方,ニッケルは東部のカンバルダKambalda(カルグーリーの南)である。鉱産物輸出を中心に日本との結びつきも強い。…

【ウェスタン・オーストラリア[州]】より

…とくに鉄鉱石(全国生産量の90%以上),ニッケル(同100%),ボーキサイト,塩の産出州として重要。鉄鉱石の主要産地は北西部のピルバラPilbara地方,ニッケルは東部のカンバルダKambalda(カルグーリーの南)である。鉱産物輸出を中心に日本との結びつきも強い。…

※「ピルバラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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