デジタル大辞泉 「ファイザバード」の意味・読み・例文・類語 ファイザバード(Faizabad) インド北部、ウッタルプラデシュ州の都市。州都ラクノウの東約120キロメートル、ガガラ川沿いに位置する。周辺で米、麦、サトウキビ、トウモロコシを産し、農産物の加工・集散が盛ん。18世紀、ムガル帝国から独立したアワド地方の太守が建設し、都が置かれ、墓廟などが残っている。ファイザーバード。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ファイザバード」の意味・わかりやすい解説 ファイザバード(インド)ふぁいざばーどFaizabad インド北部、ウッタル・プラデシュ州東部の商業都市。ガガラ川西岸に位置する。人口14万4924、周辺部を含む人口20万8164(2001)。周辺はヒンドスタン平野で年降水量1000ミリメートル。米、麦をはじめトウモロコシ、サトウキビなどが栽培される。カーンプル、ワーラーナシ、アラハバードなどの都市を国道、鉄道で結んでおり、農産物の集散、加工業が盛んである。市街地は、ヒンドゥー教寺院のある東部のアヨディア地区と、イスラム教徒によって形成された西部のファイザバード地区に分けられる。[林 正久] ファイザバード(アフガニスタン)ふぁいざばーどFaizabād アフガニスタン北東部、バダフシャーン州の州都。人口約6万7000(2001推計)。標高1200メートル、コークチャ川沿いの狭い谷に位置する。遊牧民の夏営地シーワ湖地方にもっとも近い町で、オアシス農業の中心地である。17世紀なかばに、ウズベク人領主により建設され自立していたが、19世紀中ごろ中央に服属した。現在の主住民はタジク人。[勝藤 猛] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by