アラハバード(その他表記)Allahabad

デジタル大辞泉 「アラハバード」の意味・読み・例文・類語

アラハバード(Allahabad)

インド北部、ウッタルプラデシュ州都市ヒンドスタン平原のほぼ中央に位置する。アショカ王の時代から続く古都郊外ガンジス川ジャムナ川が合流するサンガムとよばれるヒンズー教聖地があり、大祭に多くの巡礼者が訪れる。アショカ王時代の石柱アクバル帝が建てた要塞遺跡が残っている。アラーハーバードイラーハーバード

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アラハバード」の意味・わかりやすい解説

アラハバード
あらはばーど
Allahabad

インド北部、ウッタル・プラデシュ州南東部の都市。アラーハーバードともいう。人口99万0298、周辺部を含む人口104万9579(2001)。ガンジス川、ジャムナ川の合流点に位置する。麦、米をはじめとする各種の穀類綿花サトウキビなどの集散地として発達し、製粉製糖などの農産物加工業も盛んで、肥料製造などの近代工業もみられる。行政的にも機能が高く、同州の高等裁判所がある。ヒンドゥー教の聖地としてあがめられ、1年ごとにマーハ・メラ、12年ごとにクンブ・メラの大祭が催される。後者には一度に数十万人が集まる。古い遺跡も多く、アショカ王の石柱、アクバルが建てた城、ジャハーンギールの息子クスルーの墓などがある。

[中山晴美]

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