フェミナ賞(読み)フェミナしょう(その他表記)Prix Femina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェミナ賞」の意味・わかりやすい解説

フェミナ賞
フェミナしょう
Prix Femina

フランス文学賞。 1904年,雑誌『ビ・ウルーズ』 Vie heureuse (『フェミナ』誌の前身) に寄稿する女流作家たちによって創設された。審査委員は女性だけの 12名。毎年,11月の第4月曜日に選定される。おもな受賞作には,R.ロランジャン=クリストフ』 (1905) ,R.ドルジュレス『木の十字架』 (19) ,サン=テグジュペリ『夜間飛行』 (31) ,『深夜叢書』 (44) ,マレ=ジョリス『天上帝国』 (58) ,H.トマ『岬』 (61) ,R.グルニエシネロマン』 (72) など。

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デジタル大辞泉プラス 「フェミナ賞」の解説

フェミナ賞

フランスの文学賞。1904年、女性雑誌「ラ・ヴィ・ウールーズ」(のちの「フェミナ」誌)に寄稿する女性作家たちにより創設。前年に創設されたゴンクール賞が事実上男性作家のみを対象としていることへの抗議意図を含む創設の歴史から、現在に至るまで選出は12人の女性審査員により実施されている(受賞者は男女不問)。第1回受賞作品は、ミリアム・ハリー「エルサレム征服」。1985年より外国語作品賞が創設され、1999年に辻仁成「白仏」が日本人作品として初の受賞。

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