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フォーサイス Forsyth, Sir Thomas Douglas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フォーサイス
Forsyth, Sir Thomas Douglas

[生]1827.10.7. バークンヘッド
[没]1886.12.17. イーストバーン
イギリス東インド会社社員。 1848年インドに渡り,57年のインド大反乱の鎮圧に功績を立てた。 69年アフガニスタンの国境問題についてロシアと交渉するためペテルブルグを訪れた。 70年ヤールカンドに派遣されたが,ヤクブ・ベクは出征中で会えず,73年再訪してカシュガルで会い,東トルキスタンについて見聞を広めた。 75年ビルマ (現ミャンマー) のマンダレーの王宮を訪問した。 76年インドを離れてイギリスに帰り,退社してインドの鉄道建設事業に尽力した。著書に"Report of a mission to Yarkund in 1873" (1875) ,"Autobiography" (87) がある。

フォーサイス
Forsythe, William

[生]1949.12.30. ロングアイランド
アメリカ生れ,ドイツの舞踊家振付師。フロリダ大学卒業。 J.ワッツらに師事し,ジョフリー・バレエ団を経て,1973年シュツットガルト・バレエ団に入団。マーラーの音楽による『ウルリヒト』 (1976) を振付けて,地位を確立した。以後,H.ヘンツェら現代音楽家による曲を用い,哲学的解釈を求めるような作風で注目を集める。 84年フランクフルト・バレエ団の芸術監督に就任し,同バレエ団の名を世界的に高めた。代表作は,A.フランクリンと D.ワーウィックが歌う曲による『ラブ・ソングズ』 (79) ,イメージの断片を集めた『インプレッシング・ザ・ツァー』 (88) など。

フォーサイス
Forsyth, Frederick

[生]1938.8.25. アシュフォード
イギリスの作家。ジャーナリスティックな形式と,国際政治情勢や人物を題材にした早いストーリー展開で知られ,数々のベストセラー推理小説を生み出した。スペインのグラナダ大学に学び,イギリス空軍に勤務したのちジャーナリズムの世界に入る。 1958年から 1961年までイギリスのイースタン・デイリープレス紙の記者を務め,1961年から 1965年までロイターの特派員としてヨーロッパ各地に駐在。その後BBCの特派員となるが,ビアフラ戦争を取材した際にナイジェリア政府を批判したことをきっかけに退社。このとき書いたのが戦争ルポルタージュ『ビアフラ物語』 The Biafra Story (1969) である。フォーサイスの作品がきわめてリアルなのは,こうしたニュース特派員としての経験と知識による。最初の小説であると同時に最高傑作と評価される『ジャッカルの日』 The Day of the Jackal (1971) は,フランスのシャルル・ドゴール大統領暗殺計画に関して実際に耳にした噂をもとにした作品 (1973年に映画化,1997年には『ジャッカル』 The Jackalとしてリメークされた) 。その後もナチス戦犯の追跡をテーマにした『オデッサ・ファイル』 The Odessa File (1972。 1974映画化) や,アフリカの架空の国のクーデターを描いた『戦争の犬たち』 The Dogs of War (1974。 1980映画化) など,入念な調査に基づく推理小説を次々に発表した。世界や歴史を変える個人の力が強調されているのが,フォーサイスの小説の特徴である。

フォーサイス
Forsyth, Alexander John

[生]1769.12.28. ベルヘルビー
[没]1843.6.11. ベルヘルビー
スコットランド長老派の牧師,発明家。 1805年から 1807年にかけ,起爆剤を強打して発火させる,銃器の撃発式点火装置を発明した。これによって,それまでの火打石式点火装置のように火花が飛び散ることがなくなった (→燧発銃 ) 。牧師の子に生まれたフォーサイスは 1790年,父の死後その跡を継いだが,余暇に銃器の研究を始め,まず,当時使われていた点火薬の改良を試みた。 1805年に開発した最初の点火装置は,銃身の後端に微量の塩素酸カリウムを装填し,撃鉄を打ちおろしてその衝撃で発火させた。翌春,この装置を持ってロンドンに赴き,兵器局から仕事を与えられた。そして 1807年までに,装置を既存の銃に使えるようにして特許をとったが,仕事を打ち切られ,その後の約 15年間を,猟銃の生産と自分の特許を競合者たちから守ることに費やした。後年,政府からわずかな年金を支給されることになったが,受給前に世を去った。

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百科事典マイペディアの解説

フォーサイス

米国の舞踊家,振付家。ニューヨークに生まれる。17歳でバレエを学び始め,M.グレアムの舞踊理論も習得。1973年に渡欧し,シュツットガルト・バレエ団に入団。同バレエ団で作品を発表すると同時に,各地のバレエ団にも作品を提供する。
→関連項目勅使川原三郎

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世界大百科事典 第2版の解説

フォーサイス【Peter Taylor Forsyth】

1848‐1921
イギリスの会衆派教会牧師,神学者。スコットランドのアバディーン大学で学び,のちにドイツに留学し,ゲッティンゲンリッチュルから自由主義神学を学んだ。帰国後,1901年ロンドンのハックニー・カレッジの学長となってからは,初期の自由主義的立場を修正し,近代的な歴史批評学と伝統的な福音主義との融合に努めた。09年に刊行した《イエス・キリストの人格と地位》においてキリストの十字架上の贖罪を強調し,同時に教会,聖礼典,教職制の重要性を指摘して,自由教会の一般的傾向であった個人主義的反教義的宗教性を厳しく批判した。

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367日誕生日大事典の解説

フォーサイス

生年月日:1827年10月7日
イギリスのインド行政官
1886年没

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