フランクフルターアルゲマイネ(英語表記)Frankfurter Allgemeine

デジタル大辞泉 の解説

フランクフルター‐アルゲマイネ(Frankfurter Allgemeine)

ドイツ日刊紙一つ。1856年創刊で1943年にナチスによって発禁となった「フランクフルター‐ツァイトゥング」が49年に現紙名で復刊フランクフルト発行されているが全国で読まれている。中道右寄り論調で知られる。発行部数は約37万部。フランクフルター‐アルゲマイネ‐ツァイトゥング。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

フランクフルター‐アルゲマイネ

(Frankfurter Allgemeine) ドイツの新聞。フランクフルト‐アムマインで発行の高級朝刊紙。一九四九年創刊。

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改訂新版 世界大百科事典 の解説

フランクフルター・アルゲマイネ
Frankfurter Allgemeine

ドイツの世界的高級紙。フランクフルト・アム・マインで発行。1856年に創刊され,ヒトラーにより1943年に廃刊された高級紙《フランクフルター・ツァイトゥング》のメンバーが,同紙の伝統を引き継ぐ新聞として,49年に創刊したもの。現在,ドイツで最も権威が高く,影響力の強い新聞として評価されている。一面には写真をまったく使わず,見出しの一部には〈かめのこ文字〉と呼ばれる古いドイツ文字を用い,重厚な紙面を作っている。創刊号に掲げた〈真実・客観性・公正〉の基本方針にしたがい中道を標榜しているが,総体的に保守的傾向をもつとみられている。国際,政治,経済,文化ニュースを重視し,解説に力を入れ,海外特派員や編集者には博士号をもつ者も多い。広く海外で読まれ,その論調は世界の指導者や知識人層に注目されている。部数は1995年現在,平日47万3000部,土曜日62万部。
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