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フーグリ川 フーグリがわHooghly

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フーグリ川
フーグリがわ
Hooghly

インド北東部,ウェストベンガル州を流れる川。別綴 Hūgli。ガンジス川の最も重要な分流。全長約 260km。ガンジス川下流右岸から分流し,広大なガンジス川デルタの最西端をほぼ南流し,ベンガル湾に注ぐ。河口から約 130km上流にあるコルカタ港 (カルカッタ港) は,河口全体を制する位置にあり,外洋船の遡航が可能な最終点。土砂の堆積による港の機能低下が問題となっている。その上流 50kmまでの両岸は,ムンバイ (ボンベイ) 周辺と並ぶ同国の主要工業地帯で,ハウラバラナガルベランプルバートパーラフーグリチンスラなどの商工業都市が立地。流域は低平,肥沃で,人口密度が高く,特に米,ジュートを多産する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フーグリ川
ふーぐりがわ
Hooghly

インド北東部、西ベンガル州を南北に流れベンガル湾に注ぐ川。全長193キロメートル。18世紀終わりまでガンジス川の本流であったバギラティ川Bhagiratiの下流にあたり、ガンジス・デルタの西縁を限る。16世紀の前半からオランダ、フランス、イギリス各国の東インド進出の基地がこの川に沿って築かれた。両岸は工業化が進み、西ベンガル州の人口の約半分はこの地域に集中する。河口から100キロメートル上流にあるコルカタ(カルカッタ)まで外航船が航行可能であるが、急速な土砂の堆積(たいせき)のため航路の確保も困難となり、コルカタ港の機能の低下もあって、河口に大型船のためのハルディア港が建設された。[中田 高]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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