コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ブイロボット buoy robot

百科事典マイペディアの解説

ブイロボット

外洋上の海洋気象観測に使用する無人のブイ。日本,米国が使用しているブイロボットは,直径6〜12mの円盤状ブイを錨(いかり)で海底に係留し,風向,風速,気温,気圧,露点,降水量,波浪の高さ,海流の流向・流速,水温を自動的に観測し,観測したブイの位置および方位と共に,無線で直接に,あるいは静止気象衛星を経由して地上局に通報している。気象庁では1970年日本海に,1973年には南方定点付近に設置した。→定点観測
→関連項目無線ロボット観測ロボット

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ブイロボット

外洋上の海洋気象観測に使用する無人のブイで,自動的に観測を行い観測値を地上局に無線通報する。英語ではocean data buoyと呼ぶ。従来,海洋気象の観測は船舶によって行われており,通航する船舶は,風向,風速,気温,気圧,水温,目視観測による雲や波浪など気象情報を定時に通報する慣例である。しかし,これだけでは海域が限られ,悪天候時の資料が得られないなどのため,1950年代には,北大西洋の9点と北太平洋の4点で定点観測船による海上気象観測,高層観測,海洋観測を各国が分担して行っていた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のブイロボットの言及

【海洋観測】より

…電磁波を利用した遠隔計測によって,海面温度,海上風,波浪,海面高度,海色などを観測する。海面の漂流ブイの追跡やブイロボットによる現場測定の資料の収集に利用する。広域の海洋を同時に観測できることが特徴である。…

※「ブイロボット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

ブイロボットの関連キーワード漂流型海洋気象ブイロボット海洋気象観測船ロボット観測海洋開発啓風丸外洋

今日のキーワード

悪魔の証明

証明が非常に困難なものごとを表す比喩表現。古代ローマ法において所有権の帰属証明が極めて困難であったことから、この言葉が初めて用いられたとされている。現代においては、権利関係や消極的事実の証明に関する法...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android