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ブルーサイト brucite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブルーサイト
brucite

Mg(OH)2 。水滑石 (すいかっせき) ともいう。六方晶系の鉱物。結晶は板状で,普通葉片状の集合体。硬度 2.5 ,比重 2.39 。白ないし灰色。ドロマイト,菱苦土鉱,特に蛇紋石などの含マグネシウムケイ酸塩鉱物の分解物として産する。マグネシウム耐火煉瓦の原料。英名はアメリカの鉱物学者 A.ブルースに由来する。ハイドロタルサイト Mg6Al2(OH)16CO3・4H2O のことも,水滑石と訳される例もあるので,混同を避けるためにブルーサイトと呼ぶのが好ましい。

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世界大百科事典 第2版の解説

ブルーサイト【brucite】

白色板状の軟らかい鉱物。水滑石(すいかつせき),ブルース石とも呼ぶ。化学成分Mg(OH)2だが,Mgの一部をFe2+,Mn2+などで置換することがあり,その場合,灰・淡緑・淡青色を呈する。また含Mn種では淡黄淡褐色の着色をする。モース硬度2~2.5,比重2.39。三方晶系に属し,{0001}面にへき開が完全である。樹脂状,ガラス光沢を示すが,底面方向では真珠光沢が現れる。板状・葉片状結晶を示すが,軟らかい塊状集合体となることが多い。

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世界大百科事典内のブルーサイトの言及

【水酸化鉱物】より

…陽性成分である金属,例えばMg,Alとそれぞれ水酸基が2個および3個結合し,Mg(OH)2とAl(OH)3が生成する。前者はブルーサイト,後者はギブサイトである。それぞれ水分の多い環境において生成する鉱物であって,ブルーサイトは高マグネシウム含有岩石の蛇紋岩などの風化分解,低温の熱水変質などにより加水された結果生成した鉱物であり,ギブサイトは酸性岩の風化分解作用による加水の結果生じた鉱物であってボーキサイトの主成分鉱物である。…

【水酸化マグネシウム】より

…化学式Mg(OH)2。天然にブルーサイトとして産出する。マグネシウム塩の水溶液に水酸化ナトリウムなどの強アルカリを加えると,白色,コロイド状の沈殿として生ずるが,アルカリ溶液中で加圧下で熱すると三方晶系の結晶となる。…

※「ブルーサイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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