ブルース・リー(読み)ぶるーすりー(英語表記)Bruce Lee

共同通信ニュース用語解説 「ブルース・リー」の解説

ブルース・リー

カンフー映画を世界的にヒットさせた香港映画の俳優。俳優の父の次男として米国で生まれ、1941年、香港に。幼い頃から映画に出演し芸名として李小龍を名乗る。18歳で渡米。66年に出演の連続ドラマ「グリーン・ホーネット」のアクション特技武術を生かし人気者に。71年の香港映画「ドラゴン危機一発」で一躍スターになった。以降「ドラゴン怒りの鉄拳」「ドラゴンへの道」に出演し、73年「燃えよドラゴン」の製作中に脳浮腫死去生前の映像が一部に使われた「死亡遊戯」が78年に公開された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブルース・リー」の意味・わかりやすい解説

ブルース・リー
ぶるーすりー
Bruce Lee
(1940―1973)

漢字表記李小龍(りしょうりゅう)。香港(ホンコン)の映画俳優。アメリカのサンフランシスコで生まれた。父親広東(カントン)オペラの俳優だった。生まれてまもなくから香港の映画に出演。大学はアメリカでワシントン大学哲学科に学び、この学生時代に中国拳法武道を研究して独自の流派を編みだした。そこでハリウッドからアクション指導の依頼を受けて映画界入りし、その模範演技で俳優として認められた。1971年に香港に帰って『ドラゴン危機一発』に出演、これの大ヒットで功夫(カンフー)映画のブームをまき起こす。続いて自分で製作、監督主演をする一連の作品を連続的にヒットさせ、多くの追随者を伴って香港の功夫映画の世界的な人気をつくり出す。代表作は、ハリウッドとの合作『燃えよドラゴン』(1973)。ストーリーは単純な勧善懲悪だが、京劇のアクロバット演技の伝統を受け継いで映画に生かしたその体技はすばらしく、ファンを興奮させた。1973年、32歳で亡くなった。

[佐藤忠男]

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20世紀西洋人名事典 「ブルース・リー」の解説

ブルース リー
Bruce Lee


1940.11.27 - 1973.7.20
中国の映画俳優。
サンフランシスコ生まれ。
本名李小龍。
中国名李振藩。
「ドラゴン危機一発」(1971年)が大ヒットとなり、一躍香港のスーパー・スターの座につく。続く「ドラゴン怒りの鉄拳」(’71年)が、またも大ヒット。’72年にはコンコルド・プロを創立、自ら製作・企画・監督・脚本・出演・武術指導とひとりで何役もこなす。「燃えよドラゴン」(’73年)の完成後32歳という若さで逝去。その他の作品に「かわいい女」(’69年)、「ドラゴンへの道」(’72年)など。父親は、広東オペラ界で知られた俳優・李海泉、息子のブランドン・リーも俳優として活躍。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「ブルース・リー」の解説

ブルースリー

特撮テレビ番組『超電子バイオマン』に登場する変身ヒーロー。南原竜太が変身する。超電子頭脳の能力は超電子イヤー。

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367日誕生日大事典 「ブルース・リー」の解説

ブルース リー

生年月日:1940年11月27日
香港の俳優
1973年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルース・リー」の意味・わかりやすい解説

ブルース・リー

「リー」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のブルース・リーの言及

【香港映画】より

…1970年代初めに,《ドラゴン危機一発》(1972)など,ブルース・リーBruce Lee(1940‐73)の一連の主演作に代表される〈クンフー(功夫)映画〉(中国語のウェード式ローマ字表記kung fuを英語読みにして〈カンフー映画〉とも)が世界的なブームを巻き起こして注目を浴びて以来,香港映画は〈クンフー映画〉の代名詞ともなって世界中に知られている。〈クンフー〉とは広東方言で護身用の格闘技のことで,中国拳法による格闘を主体としたアクション映画が〈クンフー映画〉と総称されるが,徒手空拳の闘いだけでなく武器を用いた諸々の中国武術による闘いを描いた映画(すなわち〈武俠片〉。…

※「ブルース・リー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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