ブルートゥース(その他表記)Bluetooth

翻訳|Bluetooth

デジタル大辞泉 「ブルートゥース」の意味・読み・例文・類語

ブルートゥース(Bluetooth)

《「ブルーツース」とも》スマートホンパソコン周辺装置などの無線接続に用いられる通信規格。ケーブルを使わずにデータ送受信機器連携が可能となる。→パン(PAN)ブルートゥースローエナジー
[補説]通信距離は初め半径10メートル程度だったが、2016年発表のBluetooth 5では最大約400メートルとなっている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルートゥース」の意味・わかりやすい解説

ブルートゥース
Bluetooth

電子機器間の近距離無線通信に使用される通信規格。1990年代末に開発され,またたく間に家庭用電子機器に幅広く使用されるようになった。遠隔制御にそれまで使われていた赤外線ではなく,無線周波を使用するため,機器間に障害物があっても通信できる。幅広い機器間の情報のやりとりを可能にするため開発され,低消費電力,低コストなどの特徴がある。ブルートゥースという名称は,10世紀にデンマークノルウェーを統合したデンマーク王ハーラル「青歯王」に由来する。1998年,スウェーデンの通信機器メーカー LMエリクソンが中心となり,コンピュータ携帯電話,携帯情報端末 PDAなどの端末間の無線データ通信を目指して数年がかりで開発した技術を市場に導入するためのコンピュータ会社や電子機器会社によるコンソーシアム「Bluetooth SIG」が設立された。1999年にブルートゥース1.0が発表された直後は,高コストだが通信速度が速い無線LAN規格 IEEE802.11b(Wi-Fi)に押されて陳腐化する懸念が抱かれたが,やがて市場で足がかりをつかんだ。2000年に携帯電話やデスクトップコンピュータに初めて搭載され,2001年にはプリンタノート型コンピュータへと広がった。2000年代半ばには,ブルートゥース搭載の携帯電話用ヘッドセットが定着し,テレビ腕時計サングラスフォトフレームなど多く製品に採用された。規格開発から 10年の間に,ブルートゥースを搭載した製品が約 20億台出荷された。

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パソコンで困ったときに開く本 「ブルートゥース」の解説

ブルートゥース

⇨Bluetooth

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

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