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ブレンデル

百科事典マイペディアの解説

ブレンデル

チェコスロバキア出身のピアノ奏者。チェコのウィーセンベルク生まれ。クロアチアのザグレブオーストリアグラーツに学び,E.フィッシャーらにも師事した。1948年にグラーツでデビューした。1949年にイタリアのブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝した。ドイツ古典音楽などを得意とし,音楽祭〈ウィーン芸術週間〉でマスタークラスを担当して教育も行うなどオーストリアを拠点に国際的に活動し,1971年に初来日した。著書に《楽想のひととき》(1976年)などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ブレンデル【Alfred Brendel】

1931‐ 
オーストリアのピアノ奏者。ザグレブとグラーツで学び,さらに短期間だが,E.フィッシャーに師事した。1948年ウィーンでデビュー,同年ブゾーニ・コンクールに入賞,以後国際的な演奏活動に入る。デビュー当時,ブレンデルはリストを得意とする技巧派のピアニストとして知られたが,本領はモーツァルト,ベートーベンなどのドイツのピアノ音楽で発揮される。こうした作品でブレンデルは,堅固な構成力を保持しつつ深い情趣を表出する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブレンデル
ぶれんでる
Alfred Brendel
(1931― )

オーストリアのピアノ奏者。ザグレブとグラーツで音楽教育を受ける。その後ルツェルンでエドウィン・フィッシャーに師事、多大の影響を受けた。1949年ブゾーニ国際コンクールに入賞、ウィーンを本拠に演奏活動を開始した。初めリスト弾きとして知られたが、バッハからシェーンベルクまでの広いレパートリーをもち、とくにモーツァルト、ベートーベン、シューベルトの解釈で一家をなす。60年代後半にロンドンに移り、いっそう精力的な活動をみせるようになった。71年(昭和46)初来日。知性派の演奏家で、ロンドン大学の名誉音楽博士号をもつ。20世紀後半を代表するピアノ奏者の一人。著書に『Musical Thoughts and Afterthoughts』(1977。邦訳『楽想のひととき』)、『Music Sounded Out : Essays, Lectures, Interviews, Afterthoughts』(1991。邦訳『音楽のなかの言葉』)などがある。[岩井宏之]
『岡崎昭子訳『楽想のひととき』(1978・音楽之友社) ▽デイヴィッド・デュバル著、横山一雄訳『ピアニストとのひととき』(1992・音楽之友社) ▽木村博江訳『音楽のなかの言葉』(1992・音楽之友社) ▽和田司著『変貌する演奏神話――33回転の精神史』(2000・春秋社) ▽マルティン・マイヤー編著、岡本和子訳『対話録「さすらい人」ブレンデル――リストからモーツァルトへの道程』(2001・音楽之友社) ▽吉田秀和著『吉田秀和全集13 音楽家のこと』新装復刊版(2001・白水社) ▽吉田秀和著『時の流れのなかで』(中公文庫)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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