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プラヌデス Planoudēs, Maximos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プラヌデス
Planoudēs, Maximos

[生]1255頃.ニコメディア
[没]1305頃
ビザンチンの文献学者。古典古代の作品を後代に伝えるうえで大きな貢献をした。ヘシオドス,ツキジデス,アリストファネス,テオクリトス,ノンノス,プトレマイオス,ディオファントスなど文学,歴史,地理,数学にわたる古典作品の校訂と注解を行なったほか,キケロ,オウィディウス,ボエチウスなどラテン作家の作品をギリシア語に翻訳し,西方との知的断絶を埋めるために努力した。また,ケファラスの編んだ『ギリシア詞華集』を再編集したことでも知られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

プラヌデス【Maximus Planudes】

1260ころ‐1310
ビザンティン帝国の古代ギリシア文学研究者。東方正教の修道士だったが,1296年にはベネチア訪問の使節に選ばれたほどラテン語にも通じており,ラテン語の古典作品や文法書をギリシア語に翻訳し自国に紹介した。また古代ギリシア語の文法書を著し,テオクリトスやヘルモゲネスに注解を施したりもしたが,最も力を注いだのは,古代から伝わる歴史書や地理書の抜粋を作ることだった。現在《プラヌデス詞華集》として知られるエピグラム集も,彼がケファラスの大集成から抜粋して並べ換えたものである。

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世界大百科事典内のプラヌデスの言及

【イソップ物語】より

…ビザンティン時代には上述の《アウグスタナ》が,さまざまに短縮,改作された物語を生み,100以上に及ぶ写本がイソップの名で今日に伝わっている。以上の諸集をもとにプラヌデスが《アクルシアナ》と題する寓話集をイソップの伝記を付して編纂した。
[ラテン語版]
 2世紀の随筆家ゲリウスの引用から,前3世紀の詩人エンニウスがすでに《イソップ物語》をラテン詩に移したことが知られる。…

※「プラヌデス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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