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プレローグ Vladimir Prelog

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世界大百科事典 第2版の解説

プレローグ【Vladimir Prelog】

1906‐1998
スイス有機化学者。ユーゴスラビアサラエボ生まれる。有機分子や反応の立体化学的研究によって,1975年度ノーベル化学賞を受ける。1924年から29年にかけてプラハ工科大学で化学を学び,博士となる。35年ザグレブ大学の工学部で有機化学の準教授,41年チューリヒに移り,連邦工科大学で有機化学の教授を務めた。ロンドンローヤル・ソサエティアメリカの国際科学アカデミーなどの外国会員となる。もともと複雑な立体をもった天然物や有機分子に興味をもち,アルカロイド,ヨウ素を含んでいるテルペンステロイドなどを研究,異性化の方法や原子・分子の配列の研究に貢献した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プレローグ
ぷれろーぐ
Vladimir Prelog
(1906―1998)

スイスの化学者。ボスニア・ヘルツェゴビナのサライエボに生まれる。のちにクロアチアのザグレブに移り、1929年にチェコのプラハ工科大学を卒業、1935年ザグレブ大学で有機化学の講師となり、1940年に教授に昇格するが、第二次世界大戦が起き、ドイツ軍がザグレブに侵攻したため、スイスのチューリヒへ逃れた。チューリヒで連邦立理工科大学の准教授を務め、1950年教授に昇格し1976年まで務めた。1959年にスイスに帰化している。
 プレローグの初期の研究は天然化合物に関するもので、キナアルカロイド、ステロイドアルカロイドなど多くのアルカロイドの構造を決定した。さらに微生物の代謝生産物の研究に進み、ボロマイシンなど珍しい化合物を発見している。これらの化合物は大ないし中環状化合物であり、その合成と性質を研究、分子の立体配列を表すためのRS表示法を導入するなど、立体化学において多様な研究成果をあげている。1975年「有機分子と有機反応の立体化学」の研究業績に対して、コーンフォースとともにノーベル化学賞を受賞した。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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