ヘシュキオス(英語表記)Hēsychios

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ヘシュキオス」の解説

ヘシュキオス
Hēsychios

ギリシアの歴史家,文学人名事典編纂者。6世紀にミレトスで活躍。『ローマ史』 Historia Romaike te kai pantodapeがあり,人名事典は散逸して『スイダス』によって伝えられるのみ。

ヘシュキオス
Hēsychios

ギリシアの辞典編纂者。5世紀頃アレクサンドリアで活躍。彼の辞典は方言と難解語を知るために重要。

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世界大百科事典 第2版「ヘシュキオス」の解説

ヘシュキオス【Hēsychios】

ギリシアの文法学者。生没年不詳。5世紀あるいは6世紀に活躍したと推定されている。ディオゲニアノスの辞典に基づき,アリスタルコス,ヘリオドロスアピオンなどの小辞典の記事を加え,さらにヘロディアノスのアクセント研究の成果も踏まえて,アルファベット順による古代ギリシア語の大辞典を編纂した。現在ヘシュキオスの《辞典》として伝えられている著作は,この原著を大幅に縮約した摘要にすぎないが,それでも現存する古代ギリシアの辞典の中では最大規模のものであり,いまなお特に古代ギリシア詩の本文校訂に活用されるなど,言語学,文献学上の価値は絶大なものがある。

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