ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルギー領コンゴ」の意味・わかりやすい解説
ベルギー領コンゴ
ベルギーりょうコンゴ
Belgian Congo; Congo Belge
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…また民間レベルでも,イギリスのモレルEdmund Morel(1873‐1924)のように1904年にコンゴ改革協会を組織し,《赤いゴム》などの著作によってレオポルド2世の暴政を告発する人々が少なからず現れ,コンゴ自由国の立場はいっそう苦しいものとなった。レオポルド2世は06年以降アフリカ人首長の権限の部分的承認,ゴムの強制集荷の廃止などを含む一連の改革を導入しようとしたが,国際世論の非難をかわすことができず,08年にコンゴ自由国の統治権をベルギー政府に移管し,ここにベルギー領コンゴが正式に誕生した。ベルギー政府は同年植民地憲章(コンゴ憲法)を採択し,州,県,郡,地区を置くなど行政面での整備を行い,総督を派遣してこれを統轄させた。…
…なお,日本の占める割合は輸出1.1%,輸入2.6%である。他方,植民地時代10%台を占めてきたザイール(旧ベルギー領コンゴ,現コンゴ民主共和国)との貿易は,輸出0.1%,輸入0.45%と減少している。輸出品目は,金属・機械・輸送機器37.3%,化学製品15.3%,その他工業製品32%,輸入品目はエネルギー源12.1%,原料12.5%,化学製品12.7%,金属製品・機械・輸送機器27.5%である。…
※「ベルギー領コンゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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