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ベントン ベントン Benton, Thomas Hart

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベントン
ベントン
Benton, Thomas Hart

[生]1782.3.14. ノースカロライナヒルズバラ
[没]1858.4.10. ワシントンD.C.
アメリカの政治家。ノースカロライナからテネシー,さらにミズーリに移住して弁護士,『セントルイス・エンクワイア』紙編集者として売出し,西方への膨張,内陸開発,毛皮交易保護,硬貨政策など西部の利害を代弁する政治家として活躍。

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ベントン
ベントン
Benton, Thomas Hart

[生]1889.4.15. ミズーリ,ネオショ
[没]1975.1.19. ミズーリ,カンザスシティー
アメリカ合衆国の画家,壁画家。政治家の家に生まれ,若い頃から政治漫画を描いていたが,1906~07年にシカゴ美術研究所(→シカゴ美術館),1908~11年にパリのアカデミージュリアンで学び,1912年よりニューヨークで画家として活躍。

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ベントン
ベントン
Benton, William

[生]1900.4.1. ミネソタミネアポリス
[没]1973.3.18. ニューヨーク
アメリカの事業家,政治家,教育家。 1921年エール大学卒業。 29年 C.ボールズベントン・アンド・ボールズ広告社を設立。 37年シカゴ大学の副総長に就任,43年同大学の『ブリタニカ百科事典』買収計画を実現,以来エンサイクロペディア・ブリタニカ社の取締役会長兼発行人として 30年間その任にあった。

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百科事典マイペディアの解説

ベントン

米国の画家。ミズーリ州生れ。シカゴ美術研究所で学んだのちパリに留学,キュビスムなどに関心をもつ。しかし帰国後はリズム感に満ちた形体と強烈な色彩で生活に根ざした風俗画等を描き,ウッドとともに1920年代から1930年代にかけて米国の都市や農村を描いた〈アメリカン・シーン・ペインティングAmerican Scene Painting〉の代表的画家となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベントン【Thomas Hart Benton】

1889‐1975
1930年代アメリカのリージョナリズムRegionalism(地方主義)の代表的画家。ミズーリ州ニオーショ生れ。シカゴで学んだのち,パリでキュビスムシンクロミズムに一時興味をもったが,間もなくミケランジェロ,エル・グレコにひかれる。1910年代後半から写実様式に戻り,連作《アメリカの歴史的叙事詩》を手がける。30年代から反ヨーロッパモダニズムを主張し,アイオワウッドGrant Wood(1892‐1942),カンザスのカリーJohn Steuart Curry(1897‐1946)とともに,アメリカ固有の表現をめざす美術のナショナリズムともいえる〈リージョナリズム〉を展開。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベントン
べんとん
Thomas Hart Benton
(1889―1975)

アメリカの画家。1930年に流行したリージョナリズム(地方主義)を代表する一人。ミズーリに生まれる。シカゴで学んだのち、パリでキュビスム、シンクロミズムとともにティントレットエル・グレコなどの様式を吸収して帰国。1920年代からリアリズムによる壁画を数多く手がけ、量感のある人物群像を奥行のある空間いっぱいに充填(じゅうてん)する動的な画風を確立した。物体の形態を解体するキュビスムを嫌ったベントンは、アメリカの抽象美術を単なる排泄(はいせつ)物、呪文(じゅもん)の類(たぐい)として否定し、日常的な風俗や農村における労働の情景を壮大な叙事詩的な手法で描いた。アイオワのウッド、カンザスのカリーに比べると、彼はもっとも急進的なナショナリストの立場を標榜(ひょうぼう)し、連邦美術計画にも強い刺激を与えている。[桑原住雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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