日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホルトノキ科」の意味・わかりやすい解説
ホルトノキ科
ほるとのきか
[学] Elaeocarpaceae
双子葉植物、離弁花類。常緑高木。葉は互生または対生し、単葉で浅く切れ込む鋸歯(きょし)があり、質は厚い。花は両性で4、5数性、萼片(がくへん)、花弁ともに4、5枚、花弁の縁(へり)はしばしば細裂する。雄しべは多数。雌しべは1本。果実は核果または蒴果(さくか)。熱帯、亜熱帯に12属約600種あり、日本にはホルトノキ属5種が分布する。インド産のジュズボダイジュElaeocarpus sphaericus (Gaertn.) K.Schum. (=E. ganistris Roxb.)の果実の核は金剛子(こんごうし)と称され、数珠(じゅず)の玉に使うことで知られる。
[山崎 敬 2020年6月23日]
APG分類でもホルトノキ科とされる。
[編集部 2020年6月23日]