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ボタンウキクサ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ボタンウキクサ

水面に浮く、サトイモ科の常緑多年草。ランナー(茎)を横にのばして株を増やし、繁殖力が非常に強い。本来、熱帯から亜熱帯にかけて分布するが、観賞用として国内に持ち込まれたものが野外流出。90年代から、各地の池や川で水面を覆い問題化した。水中の酸素不足をまねき、魚介類がすみにくくなるとされる。現在は「特定外来生物」として、国が販売や栽培を禁じている。

(2008-08-09 朝日新聞 朝刊 滋賀全県 2地方)

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世界大百科事典 第2版の解説

ボタンウキクサ【Pistia stratiotes L.】

サトイモ科の浮遊性水草で,熱帯に広く分布する多年草。ウォーター・レタスwater lettuceとも呼ばれ,アクアリウム用として広く知られている。葉は先端鈍形の円倒卵形または倒卵形でビロード状の微毛が密生し,波状となり,ごく短縮した茎に放射状に密集する。このようすからwater lettuceの英名がついた。water cabbageの英名もある。匍匐(ほふく)枝を出し,その先に小苗を生じてよく繁殖する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボタンウキクサ
ぼたんうきくさ / 牡丹浮草
[学]Pistia stratiotes L.

サトイモ科の多年生水草。熱帯地方に広く分布する。倒卵形の葉が多数集まってボタンの花のような形になるので、この名でよばれ、また、小形のレタスに似ているので、英名ウォーターレタスという。葉は鮮緑色でビロード状の細毛を密生し、水をはじく。根は房状に長く水中に下垂する。花は緑色の小花が肉穂花序をなすが、日本ではめったに開花しない。水槽に浮かべて観賞するが、水温が20℃以下になると生育が悪くなる。繁殖は株分けによる。[松岡清久]

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