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ボタンエビ Pandalus nipponensis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボタンエビ
Pandalus nipponensis

軟甲綱十脚目タラバエビ科。体長 13~15cm。体は濃い黄赤色で,体側に不規則な赤色斑が散在している。額角は頭胸甲長の 1~1.5倍で,上に 17~20本,下縁に 7~10本の可動棘と先端部下縁に 0~2本の不動棘がある。雄性先熟雌雄同体で,孵化後 1年目は幼若,2年目は雄,3~4年目の体長 12~13cmのときに性転換して雌になる。卵は青緑色で約 500個。雌が 1年間抱卵する。日本海には分布せず,北海道の内浦湾以南から高知県の土佐湾までの水深 300~500mから機船底引網で多量に漁獲される。北海道ではトヤマエビをボタンエビと呼んでいる。(→甲殻類十脚類節足動物軟甲類

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百科事典マイペディアの解説

ボタンエビ

甲殻類タラバエビ科のエビ。体は淡紅色で,濃い紅色の斑紋を有し美しい。額角(がくかく)は非常に長く,上縁に17〜20本の可動棘を,下縁に7〜10本の不動棘をもつ。

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世界大百科事典 第2版の解説

ボタンエビ【Pandalus nipponensis】

十脚目タラバエビ科の甲殻類(イラスト)。食用エビで,体長14cmほどに達する。生きているときはやや濃い橙赤色で,頭胸甲の背隆起のとげと額角(がつかく)中央部付近が赤い。この体色から,この名がついたと思われる。また,第1~5腹節の側面に各2個の不規則な赤い斑紋がある。額角は頭胸甲の1.5倍内外で,上縁に17~20本(頭胸甲上に7~9本)の可動棘(かどうきよく),下縁に7~10本の不動棘がある。第1胸脚は棒状で,長節の末端部がわずかに板状になる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボタンエビ
ぼたんえび / 牡丹蝦
Botan shrimp
[学]Pandalus nipponensis

節足動物門甲殻綱十脚(じっきゃく)目タラバエビ科に属するエビ。水産業上の重要種。土佐湾から北海道の内浦湾にかけての水深300~500メートルに分布する日本固有種で、10月から翌年5月まで機船底引網で多量に漁獲される。体長20センチメートルを超える大形種で、濃い黄赤色に不規則な赤色斑(はん)がある。額角(がっかく)は頭胸甲長の1.5倍に達し、上縁の後半部と頭胸甲上に17~20本の可動棘(きょく)、下縁に7~10本の不動棘をもつ。第2胸脚は左右で長さが異なり、腕節は多数に分節する。ほかのタラバエビ類と同様に雄性先熟の性転換をするので、大形個体はすべて雌である。抱卵数は700~1000個である。[武田正倫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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