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ボブスレー ボブスレー bobsledding

翻訳|bobsledding

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボブスレー
ボブスレー
bobsledding

ランナー (エッジ) ,ハンドルブレーキを備えた鋼鉄または強化プラスチック製のそり。また,そのそりで氷のコースを滑走し,所要時間を競う冬季競技の一つ。アルプス山麓で材木などの運搬に利用されていた木製そり (トボガン) を使ったスポーツが,1880年代にスイスを中心に発展,1898年には大会が開かれた

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知恵蔵2015の解説

ボブスレー

全長1200〜1300mの、氷で造られたコースを、ハンドルとブレーキがついた強化プラスチック製のソリで滑り降り、タイムを競う。2人乗りと4人乗りがある。簡素な木製のトボガンというソリから始まった。コース中、カーブで5Gの遠心力がかかる時間は、2秒以内と決められている。ソリが滑る最高速度は時速130km以上。氷上のF1とも称される。スタートゾーンでソリを押し始め、短時間でトップスピードに乗せて乗り込む。最初の50mのタイムが、勝負の9割近くを占めるほど重要。ソリの重量は選手を含めて、2人乗りで390kg以下、4人乗りで630kg以下。選手の合計体重が少なければ、その分の重りをソリに載せてもよい。またソリの刃(ランナー)は温度が高いほどスピードが出るため、屋外の日陰につり下げた基準ランナーとの温度差は4度以内というルールがある。五輪などでは、ソリを操縦するパイロットは、異なる3コースで5回以上レースに参加し、ワールドカップなどのポイントを獲得した者でなくてはならない。それ以外の選手は規定がないため、各国とも他競技の経験者が転向してくることが多い。2002年ソルトレーク五輪から、女子(2人乗り)も正式種目に採用。

(折山淑美 スポーツライター / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ボブスレー(bobsleigh)

氷でできた急カーブのコースを鋼鉄製のそりで滑降する競技。二人乗り・四人乗りがあり冬季オリンピック種目の一。

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百科事典マイペディアの解説

ボブスレー

そり競技の一種。ハンドルとブレーキのついた鋼鉄製のそりによる滑降競技。当初は男子の2人乗りと4人乗りの2種目だけであったが,2002年ソルトレークシティオリンピックから女子の2人乗りが加わって3種目となった。
→関連項目冬季オリンピック

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世界大百科事典 第2版の解説

ボブスレー【bobsleigh】

鋼鉄製のそりを使い,山腹の斜面に作られた氷のコースを滑降してタイムを競う競技。男子だけに限られ,2人乗りと4人乗りがある。そり競技にはボブスレーリュージュ(トボガン)があるが,後者はプラスチック製あるいは木製でハンドルとブレーキがない。
[歴史]
 雪国で交通機関や木材運搬用に使われていた木ぞりを,1883年イギリス人サン・モリッツ(スイス)でスポーツ化したのが始まりといわれている。当初木製のそりだったが,90年代に入ると,それにあきたらない人たちが,鋼鉄製でハンドルとブレーキをとりつけたそりを考案した。

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大辞林 第三版の解説

ボブスレー【bobsleigh】

前後に滑走部があり、ハンドルとブレーキを備えた鋼鉄製の橇そり。また、それを用いて斜面に設けた氷のコースを滑り降りる競技。四人乗りと二人乗りがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボブスレー
ぼぶすれー
bobsleigh

前方にハンドル、後方にブレーキを備えた鋼鉄製のそりのこと。また、ボブスレーで氷上コースを滑走しその速さを競い合う競技においては、そりの名称そのものが競技名にもなっている。
 ボブスレーbobsleighの名前の由来は、スピードが増すにつれて選手の上体が前後左右に振れる(ボブbob)そり(スレーsleigh)ということから名づけられたとされる。発祥の地はスイスのアルプス地方で、ウィンター・リゾートを訪れる富裕層の遊びから始まり、競技性を帯びたものに発展していった。そして、初期のそりは木製であったが、競技トラックの難易度があがったことによるスピードの増加に伴い、金属製のものに変化していった。滑走中の最高速度は時速140キロメートルを超えるため、「氷上のF1(エフワン)レース」ともよばれているスポーツである(F1は自動車レースの最高峰フォーミュラ1の略)。1923年に創設された国際ボブスレー・トボガニング連盟(FIBT:Fdration Internationale de Bobsleigh et de Tobogganing)がこの競技を統括する国際連盟である。
 オリンピック種目としては、1924年の第1回冬季オリンピック・シャモニー・モンブラン大会(フランス)から行われている競技で、当初は男子4人乗り種目だけであった。しかし、1932年の第3回レーク・プラシッド大会(アメリカ)より男子2人乗りが加わり、また、2002年の第19回ソルト・レーク・シティ大会(アメリカ)からは女子2人乗りも加わって、全3種目の競技として今日に至っている。日本は1972年(昭和47)の第11回札幌(さっぽろ)大会より出場している。
 当初は自然の地形を利用したコースで競技が行われていたが、スピードの増加に伴い、現在各種の国際大会が行われている会場は、サン・モリッツ(スイス)を除き、すべて人工凍結トラックになっている。また、すべての競技トラックは、その長さ、斜度、カーブの数や形状等が異なっており、一つとして同じトラックはない。
 競技用具としては、鋼鉄製のシャーシ(車台)の前部にハンドル、後部にブレーキをつけ、選手の安全を考慮し、後部乗り口を除く周囲がカーボン等のカバーで覆われているそりを使用する。そりの前部と後部はセパレーターにより異なる動きができる構造になっており、カーブ出入口周辺での滑走がスムーズにできる。そして、そりの下部にはランナーとよばれる氷と接するブレード(刃)が4か所についている。
 選手は、静止したそりを力強く押し出し、加速させながらボブスレーに飛び乗る。その後、パイロット(操縦者)はボブスレーを操縦し、ブレーカー(制動手)は空気抵抗を減らすために低い姿勢でそり内に体を沈め、ゴールと同時にブレーキを引いてそりを止める役目を担う。4人乗りの場合は、さらに2人が始動時にそりを押すプッシャーとして、パイロットとブレーカーの間に加わる。
 100分の1秒単位で速さを競うこの競技の勝敗の鍵(かぎ)を握る要素は三つあり、その一つ目はボブスレー本体とランナーを中心とした素材(マテリアル)の性能である。ボブスレー開発に国家プロジェクトとして取り組んでいる国もあれば、有名自動車メーカーが莫大(ばくだい)な資金提供をして開発している国もある。二つ目は初速(スタートタイム)をいかに速くするかということである。そのためには大型で瞬発力とスプリント力を兼ね備えた選手の発掘・育成が重要である。三つ目の要素はパイロットの操縦能力である。この三つの要素が総合的にもっとも優れているチームが勝者となっている。[山夲忠宏]

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