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ポマー Pommer, Erich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポマー
Pommer, Erich

[生]1889.7.20. ヒルデスハイム
[没]1966.5.11. ハリウッド
ドイツ無声映画期およびトーキー初期の黄金時代を築いた制作者。ウーファの制作部長として活躍。ムルナウラングを育て,トーキーになってからは『会議は踊る』 (1931) などを手がけた。ユダヤ人であったためにナチスに追われたが,第2次世界大戦後はドイツ映画の復興に努めた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ポマー【Erich Pommer】

1889‐1966
ドイツ映画の黄金時代を築いたプロデューサー。第1次大戦開戦後の1915年にデクラ社を設立し,表現主義映画の先駆的作品となったロベルト・ウィーネ監督《カリガリ博士》(1919),フリッツ・ラング監督《ドクトル・マブゼ》(1922)をつくった。23年にデクラ社がウーファ社に合併されたのちも,ラング監督《ニーベルンゲン》(1924),F.W.ムルナウ監督《最後の人》(1924),E.A.デュポン監督《ヴァリエテ》(1925),ヨーエ・マイ監督《アスファルト》(1929)などドイツ表現主義映画の代表作をはじめ,ジョゼフ・フォン・スタンバーグ監督《嘆きの天使》(1930),エリック・シャレル監督《会議は踊る》(1931)など,トーキー初期の重要な作品を製作,ハリウッドに対抗して,ベルリンを〈映画の首都〉とさえいわせたほどの勢いでドイツ映画の黄金時代を築き上げた。

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世界大百科事典内のポマーの言及

【嘆きの天使】より

…1930年製作のドイツ映画。ハリウッドでトーキー第1作《サンダーボルト》(1929)を撮ったジョゼフ・フォン・スタンバーグが,ドイツのウーファ社のエーリヒ・ポマー(1889‐1966)に招かれて監督,ドイツ語版と英語版が同時につくられた。女流監督レオンティーネ・ザガン(1889‐1974)の《制服の処女》(1931)などと並んでドイツのトーキーの本格的到来を告げるとともに,またワイマール時代のドイツ映画の末期を飾った作品である。…

※「ポマー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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