マグサイサイ賞(読み)まぐさいさいしょう(英語表記)Ramon Magsaysay Award

日本大百科全書(ニッポニカ)「マグサイサイ賞」の解説

マグサイサイ賞
まぐさいさいしょう
Ramon Magsaysay Award

アジアの地域社会に貢献した個人や団体を表彰するフィリピンの大統領ラモン・マグサイサイの功績をたたえて設立された。正式名称はラモン・マグサイサイ賞。アジアの「ノーベル賞」ともいわれている。1957年3月に突然の事故によって、49歳で死去したマグサイサイの清廉で正義感に富んだ政治姿勢や多くの功績を後世に伝えるため、ロックフェラー・ブラザーズ基金(本部・アメリカ、The Rockefeller Brothers Fund)の出資で1957年4月に設立されたラモン・マグサイサイ賞財団(Ramon Magsaysay Award Foundation、RMAFと略される)によって運営されている。マグサイサイ賞はアジア地域が抱える社会的課題の解決や平和と連帯などの公共における業績や成果を重視し、6部門の賞を設けている。(1)政府(Government Service)。(2)社会奉仕(Public Service)。(3)社会指導(Community Leadership)。(4)報道・文学・創造的情報伝達(Journalism, Literature and Creative Communication Arts)。(5)平和・国際理解(Peace and International Understanding)。(6)新興指導者(Emergent Leadership)。6番目の新興指導者部門はフォード財団(本部・アメリカ、The Ford Foundation)の助成を受け、2000年に設けられた、新人賞ともいえる新たな賞である。地域の社会変化によって生じた課題に取り組み、際だった業績をあげた40歳以下の個人に贈られている。

 1958年の第1回表彰以来、おもな受賞者に第14代ダライ・ラマ(1959年受賞、社会指導)や、マザー・テレサ(1962年受賞、平和・国際理解)などがいる。黒澤明(1965年受賞、報道・文学・創造的情報伝達)、緒方貞子(おがたさだこ)(1997年受賞、平和・国際理解)など、日本人の受賞者も多い。

[編集部]

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デジタル大辞泉「マグサイサイ賞」の解説

マグサイサイ‐しょう〔‐シヤウ〕【マグサイサイ賞】

アジア地域で社会に貢献した個人や団体に贈られる賞。フィリピンの元大統領マグサイサイにちなみ、1957年に創設。アジアのノーベル賞と称される。

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