マザーグース

精選版 日本国語大辞典「マザーグース」の解説

マザー‐グース

(Mother Goose 鵞鳥(がちょう)おばさんの意) イギリス伝承童謡集。一八世紀後半ジョン=ニューベリーによって Mother Goose's Melody として集大成された。「メリーさんの羊」「ロンドン橋」などは日本でも広く知られている。「マザーグース」の名は、メアリー=クーパーが一七四四年にロンドンで出版した子ども向けの小型本に用いたのが最初

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百科事典マイペディア「マザーグース」の解説

マザーグース

英国の子どものための伝承謡の総称。1760年ころジョン・ニューベリーが《がちょうおばさんの歌Mother Goose's Melody》を出し,以後,伝承童謡がよくこの名で呼ばれるようになった。遊び歌や数え歌,早口ことばなど,さまざまな形があり,かわいたユーモアとノンセンスにあふれる。
→関連項目谷川俊太郎

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デジタル大辞泉「マザーグース」の解説

マザー‐グース(Mother Goose)

《がちょうおばさんの意》英国の伝承童謡の総称。ロンドンの出版業者ジョン=ニューベリーが1765年ごろ刊行した「マザー=グースのメロディー」に由来する名称。子守歌・物語歌・早口言葉・ナンセンス歌などを含む。

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世界大百科事典 第2版「マザーグース」の解説

マザーグース【Mother Goose】

イギリスの伝承童謡集の俗称。イギリスでは〈nursery rhymes(子ども部屋の歌)〉と呼ぶのが普通。この俗称の起源は,1765年ころニューベリーJohn Newberyが出版した童謡集《がちょうおばさんの歌Mother Goose’s Melody》にあるといわれる(この書名には1697年に出版されたフランスC.ペローの童謡集の副題《がちょうおばさんの物語Contes de ma mère l’Oye》の影響があるだろう)。

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世界大百科事典内のマザーグースの言及

【謎】より

…サンスクリットの聖典《リグ・ベーダ》(最終版は前1000年ころ)には,なぞの形式による神の賛歌が含まれている。〈マザーグース〉の名で知られるイギリス伝承童謡中の,〈ハンプティ・ダンプティは塀に座っていた/どすんと地面に落っこちた/王様の軍勢が総がかりでも彼を元には戻せなかった〉という歌も,ハンプティ・ダンプティ=卵という解答を秘めたなぞなぞである。〈宇宙卵〉の墜落と歴史の始まりという宇宙開闢(かいびやく)神話の残響がここに聞きとれる。…

【笑い】より

…風刺やパロディが社会批判の役割をもった攻撃性の強い笑いだとすれば,こちらは比喩や言葉遊びに基づいて〈おかしみ〉を楽しむ要素がより強い。その種の愉快な伝承歌謡〈マザーグース〉をもつイギリスは,E.リアの《ノンセンスの絵本》(1846)やL.キャロルの《不思議の国のアリス》(1865。アリス物語)といった代表作を生み出した。…

【わらべうた】より

…一般的には,英語でgame songs,game‐rhymesまたはsinging gamesと呼ばれるものがそれにあたるが,つねに特定の遊戯が伴うとは限らず,もっぱら語呂のよいとなえ歌nursery rhymesも,むろんわらべうたの一種とみなされる。《マザーグース》はその典型的なもので,〈ジャックとジル〉や〈ロンドン橋が落っこちる〉などはイギリスの代表的なわらべうたということができる。中国語では〈児歌〉または〈童謡〉と呼ばれるが,やはり幼児が言葉や数を習得する過程で覚える数え歌や唱え歌が多い。…

※「マザーグース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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