マッハ主義(読み)マッハシュギ

精選版 日本国語大辞典 「マッハ主義」の意味・読み・例文・類語

マッハ‐しゅぎ【マッハ主義】

  1. 〘 名詞 〙 ( マッハはMach ) エルンスト=マッハに始まる実証主義的認識論の立場をいう。物質や精神を実体とする考えに強く反対し、科学目的は観察された事実を記述することのみにあるとし、仮想的原子などを考えることは全く非科学的であると主張した。
    1. [初出の実例]「マッハ主義との非難を巧みに回避しつつ」(出典:学生と読書(1938)〈河合栄治郎編〉読書の回顧〈戸田武雄〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android