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マフ muff

翻訳|muff

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マフ
muff

筒形の両側から左右の手を入れるようになっている装飾を兼ねた防寒具。普通はオーバーコート地などの厚い布地や毛皮でつくり,ハンドバッグ代りに内側に小物入れをつけることもある。 16世紀後半のフランスで男女ともに愛用され,19世紀にも大流行したが,今日ではほとんど使われない。

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デジタル大辞泉の解説

マフ(muff)

毛皮や毛織物などを円筒状に作った防寒具。両端から手を入れて暖める。主に女性が用いる。 冬》

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百科事典マイペディアの解説

マフ

外出中,手を暖めるために用いる筒型のアクセサリー。ほとんど毛皮で作られるが,シールビロードも用いられる。16世紀末から18世紀にかけて華美なものが作られ,男性も外出に用いた。

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世界大百科事典 第2版の解説

マフ【muff】

手の保護,防寒のために用いる両端の開いた円筒形の服飾品ベルベット,毛皮などで作られる。15世紀にイタリアにあらわれ,その後,ヨーロッパ各地に普及したといわれる。初期のものは絹製で,ベルトに吊るしていた。17世紀には大きなマフが流行したが,18世紀になると小型になった。フランス革命までは男女ともに用いたが,後に女性専用のものとなった。おもに毛皮で作られたが,刺繡(ししゆう)やリボンで飾ったり,パッドを入れてふくらませたりした。

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大辞林 第三版の解説

マフ【muff】

毛皮や厚地の布を筒状に縫ったもの。両側から手を入れて暖める。 [季] 冬。

マフ【MUF】

〖material unaccounted for〗
不明物質量。核物質不明量。核物質の帳簿在庫と実在庫との差をいい、軍事利用されていないかどうかの目安とする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マフ
まふ
muff

主として婦人が手を暖めるために、その両端より手を差し込んで用いる筒状のもの。毛皮、毛織物、羽毛、ビロード、絹製のものに、刺しゅうやビーズ、レース、リボンなどを飾ったもの。15世紀のイタリアに出現し、当初は上流階級の人々の間で用いられたが、16世紀中期のフランスで一般に普及し始め、17、8世紀には全盛をみ、1790年代までは男性にも用いられた。これは保温のためよりも威厳を添えるためのものだった。17世紀初期には小形のものを片手で粋(いき)に持っていたのが、後半になると大形化し、胴のベルトからつるすようになった。女子も、アクセサリーとして年齢、階級、季節を問わずに用いていた。貴族のマフは毛皮や絹製だったが、庶民のものは粗末だった。18世紀には、小さなショルダー・ケープとそろいにすることが流行した。大きさは、両手がやっと入るものから、肘(ひじ)まですっぽり入るものまであり、形も円筒形、楕円(だえん)筒形、樽(たる)形などがあったが、19世紀には概して小形化し、1880年代までにはエレガントなものになった。現在ではパーティーなどで毛皮、ビロード、絹製のものなどがアクセサリーとして、また、厳寒地では毛皮や毛織地のものが防寒用として用いられている。[田村芳子]

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