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マヤ族 マヤぞくMaya

翻訳|Maya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マヤ族
マヤぞく
Maya

マヤ語を話すラテンアメリカインディアンの諸民族の総称。かつては象形文字や独自の芸術,科学,複雑な政治体系などをもち,紀元前後から 16世紀頃まで高度な文明を築いていた。今日ではグアテマラ高地を中心に居住し,その他はホンジュラス,ベリーズ,メキシコのユカタン半島などに住む。後者はマヤ語系のユカテカ語を話し,ユカタン・マヤ族として区別されている。一般に背が低く,黒褐色の皮膚,黒い直髪をもち,ユカタン・マヤ族は世界で最も丸い頭型をもっている。低地ではトウモロコシを主とする農耕を営み,高地では守護聖者と町とに属する畑を中心とする宗教組織,社会組織,政治組織が一体となった共同体を形成している。習俗は古代マヤ文明とヨーロッパ文化の複合で,古代の神がローマ・カトリックの聖者とされていたり,キリストが神話のなかの文化英雄となっていたりする。

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デジタル大辞泉の解説

マヤ‐ぞく【マヤ族】

Maya》メキシコ南東部ユカタン半島からグアテマラホンジュラスエルサルバドルにかけて居住する民族集団。前4世紀ごろから農業を背景に興隆し、ピラミッド・神殿を建造し、象形文字を用い、天文・暦法を高度に発達させた。3~9世紀にかけて全盛。現在の人口は約200万人。→マヤ文明

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世界大百科事典内のマヤ族の言及

【カスタ戦争】より

…1847年から約半世紀にわたり,メキシコのユカタン半島を席巻したマヤ族を中心とするインディオ反乱。直接的契機は,ユカタン半島東・南部へのサトウキビ大農園の拡大による土地収奪と債務奴隷化,州政府および教会による税収奪に対する反発であったが,しだいに非インディオ系住民の絶滅とマヤ独立王国の建設の主張へと発展し,48年中ごろまでには,半島の5分の4が反乱側の支配下に入った。…

【呪術】より

…しかしその意味はさまざまな角度から解釈されなければならない。メキシコのマヤ族では病気治療の呪術のときには白いろうそくを使う。人をのろう邪術の場合は,たとえば洞窟の中でろうそくを上下逆にして火をつけ,豚の頭を西向きにして埋めると,相手は腹を冷やして下痢となる。…

※「マヤ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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