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マリオネット marionette

翻訳|marionette

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マリオネット
marionette

糸で吊下げて操作する人形劇。語源は中世フランス語で「聖母マリアの小さな像」を意味する marion,marioleと考えられる。小型舞台を設け,操り手が舞台上部から人形を動かす。古くは人形の頭部につけた1本の棒や針金で操作したが,18~19世紀に数本の糸で操る工夫がされた。フランスではシャルルマーニュ大帝 (カルル1世〈大帝〉) の軍記物語やローラン伝説,イギリスではイタリア喜劇の流れをくむパンチとジュディのショーなどが人気を博し,19世紀には,風刺や戯画化の手段として,人形劇が芸術家の間に新たな関心を呼んだ。

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百科事典マイペディアの解説

マリオネット

糸あやつり式の人形。人形の頭,胴,手,足などに糸をつけ,その糸の元に操作板(または棒)をつけてあやつる。古くは古代エジプトやインドにもあり,中世,宗教劇に用いられ,以後ヨーロッパで盛んになった。日本では結城孫三郎座や竹田三之助座などの糸あやつりの一座がある。→人形劇

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デジタル大辞泉プラスの解説

マリオネット

愛田真夕美による漫画作品。19世紀末のフランス、若い美貌の伯爵ダニエルの周りに起こる数々の猟奇事件を描く。『花とゆめ』1981年2月増刊号~1984年4号に連載。白泉社花とゆめコミックス全9巻。

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大辞林 第三版の解説

マリオネット【marionnette】

糸で操る人形。また、その人形を用いる劇。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マリオネット
まりおねっと
marionette

人形劇の一形式。糸操り人形string puppetをさす名称だが、ときには多様な人形劇の総称としても使われる。関節が自由に動く人形を、糸受けにつけた糸で吊(つ)り下げ、上から操る。糸は通常9本くらい、人形により1、2本から20本前後まで多様。糸受けは吊手(つりて)、コントローラーともよばれ、構造も種々ある。古い形式には、鋼鉄線で吊り下げたもの、鉄線と糸との複合で操作するものもある。語源は、フランスの女性名マリオンの愛称、小さな聖母マリアからの転化など定説はない。ヨーロッパでは伝統人形劇の主流をなし、インド、中国などでも古くから行われた。日本では江戸時代南京(ナンキン)操りともいわれたが、舞台的発達は明治以後で、昭和初期、現代人形劇の黎明(れいめい)期には主流であった。[川尻泰司]

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世界大百科事典内のマリオネットの言及

【人形劇】より


[人形の種類]
 人形を操るといっても,操作形式は多様である。最もポピュラーなマリオネット(糸操り)から,指人形,棒人形,手遣い人形,影絵,また映画・テレビなどによる撮影手法,それに地方のローカル人形芝居のそれぞれの手法などがある。人形製作に用いられる材料は,木,皮,布,紙,ゴムなどで,軽くて固く柔軟性も要求される。…

※「マリオネット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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