ばたり(読み)バタリ

デジタル大辞泉 「ばたり」の意味・読み・例文・類語

ばたり

[副]
物が勢いよく当たったり倒れたりする音や、そのさまを表す語。ばたん。ばったり。「ドアばたりと締まる」「床にばたりと倒れ込む」
続いていたものが突然途絶えるさま。「便りがばたりと途切れる」
[類語]どてんどたんどたりどしんすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどうとばったりすてんずでんずでんどうころりごろりすってんころりどんとんとんとんどんどんかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかんかんがんがんばあんぱあんぱたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこぽんぽんちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃかちりかちかちこつこつかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりどたどたどかどかどっとどすどすどしどしばんばんぽくぽくちんちん

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精選版 日本国語大辞典 「ばたり」の意味・読み・例文・類語

ばたり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 物が当たったりゆっくりと倒れたりする音、またそのさまを表わす語。ばたん。
    1. [初出の実例]「ばたりと紙門(からかみ)に打当る物音」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)
  3. 戸、障子などを勢いよくあけたてする音や、そのさまを表わす語。ばたん。
    1. [初出の実例]「障子をばたり、直ぐ中に引込むと」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)
  4. 動きなどが突然途絶えるさま、物音などの急に止むさま、また、思いがけず出会ったりするさまなどを表わす語。
    1. [初出の実例]「送り火やばたりと消てなつかしき」(出典:俳諧・七番日記‐文化八年(1811)七月)

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