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マルクーゼ マルクーゼ Marcuse, Herbert

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マルクーゼ
マルクーゼ
Marcuse, Herbert

[生]1898.7.19. ベルリン
[没]1979.7.29. シュタルンベルク
ドイツ生れのアメリカの哲学者。ユダヤ人家庭に生れ,ベルリン,フライブルク両大学に学び,1933年ナチス台頭とともにスイスに,翌年アメリカに亡命,40年帰化した。コロンビア大学ハーバード大学研究員を経て,65年カリフォルニア大学教授。

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マルクーゼ
マルクーゼ
Marcuse, Ludwig

[生]1894.2.8. ベルリン
[没]1971.8.2. ミュンヘン
西ドイツの評論家。ジャーナリストとして,文芸欄編集,劇評に従事していたが,1933年フランスに亡命。その後アメリカに渡り,45年南カリフォルニア大学哲学教授。 63年帰国。 G.ビュヒナー,ハイネ,フロイトワーグナーらの伝記と,人道主義的精神による時代・文明批評がある。

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デジタル大辞泉の解説

マルクーゼ(Herbert Marcuse)

[1898~1979]米国の哲学者。ドイツ生まれ。ナチスの迫害を逃れて米国に亡命。マルクスとフロイトの研究を基礎に、現代産業社会の中で進む管理社会化を批判し、人間の解放を説いた。著「理性と革命」「エロス的文明」など。

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百科事典マイペディアの解説

マルクーゼ

米国のユダヤ系哲学者。フランクフルト学派の一人。ベルリンに生まれ,1934年米国に亡命,1940年帰化。マルクス主義フロイト主義の再吟味から独自の文明論的社会理論を展開,新左翼運動に影響を与えた。

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世界大百科事典 第2版の解説

マルクーゼ【Herbert Marcuse】

1898‐1979
アメリカの哲学者。ユダヤ系ドイツ人としてベルリンに生まれ,ベルリン,フライブルクの両大学で哲学を学んだ。フッサールハイデッガーの影響とマルクス主義を結合した独自の視角からのヘーゲル研究を行うとともに,1932年批判的マルクス主義研究の中心であったホルクハイマーらのフランクフルト社会研究所(フランクフルト学派)に参加した。ナチスの政権奪取とともにアメリカに亡命(1940年帰化),反ファシズムの立場から研究活動を続け,やがて《理性と革命》(1941)や《エロスと文明》(1955)を書いて,実証主義的社会理論を批判する〈否定の哲学〉を説き,また新フロイト主義的社会理論を批判する独自の文明論を展開した。

マルクーゼ【Ludwig Marcuse】

1894‐1971
ドイツの文筆家。ベルリンでユダヤ人実業家の子に生まれ,ベルリンとフライブルクの大学で哲学を学んだ。その後ワイマール期ドイツで,ハインツラーベHeinz Raabeというペン・ネームでジャーナリストとして評論や劇評に健筆をふるって注目されたが,ナチスの台頭とともにフランス,さらにアメリカに亡命,1945年以降南カリフォルニア大学の哲学・ドイツ文学教授となった。第2次世界大戦後は西ドイツの新聞に寄稿して,評論家として活躍した。

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大辞林 第三版の解説

マルクーゼ【Herbert Marcuse】

1898~1979) アメリカの思想家。ナチスの迫害でドイツから亡命し帰化。マルクス主義とフロイト理論の再検討から、人間疎外を論じ、現代文明を批判。著「理性と革命」「エロスと文明」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マルクーゼ
まるくーぜ
Herbert Marcuse
(1898―1979)

アメリカの哲学者。カリフォルニア大学教授。ベルリン生まれのユダヤ人。第一次世界大戦直後、社会民主党員としてドイツ革命に参加。革命敗北後、社民党を離れ、フッサール、ハイデッガーに学ぶ。1932年、右傾化する師ハイデッガーと離反、フランクフルト学派に加入。ナチス政権成立後、アメリカに亡命し、以後、アメリカに在住した。1960年代、アメリカの市民運動家、学生運動家たちに再発見され、彼らの精神的主柱となる。1979年、ミュンヘンで没。彼は、マルクス主義とフロイト左派の立場の折衷を目ざした。現代の管理社会に対する彼の鋭い批判はあまりにも有名である。代表作として『理性と革命』(1941)、『エロス的文明』(1955)、『ソビエト・マルクス主義』(1958)、『一次元的人間』(1964)などがある。[清水多吉]
『南博訳『エロス的文明』(1958・紀伊國屋書店) ▽桝田啓三郎他訳『理性と革命』(1961・岩波書店) ▽マルクーゼ著、良知力・池田優三訳『初期マルクス研究――『経済学=哲学手稿』における疎外論』(1961/改訳版・1968/新装版・2000・未来社) ▽マルクーゼ著、清水多吉訳『ユートピアの終焉』(1968・合同出版) ▽片岡啓治訳『ソビエト・マルクス主義』(1969・サイマル出版会) ▽生松敬三他訳『一次元的人間』(1974/新装版・1980・河出書房新社)』

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世界大百科事典内のマルクーゼの言及

【精神分析】より

…それは,社会・文化事象の理解に心理学的視点を導入するさまざまな試みを促進し,大衆社会論,大衆文化批判などを生みつつ,社会科学を革新するうえで大きな役割を果たした。 第3は,M.ホルクハイマー,T.アドルノ,H.マルクーゼら,のちにフランクフルト学派とよばれる人々によるフロイト主義の批判的摂取である。彼らは20年代のワイマール・ドイツで,フランクフルトの社会研究所に拠って,マルクス主義に基づく独自な批判的理論を形成したが,精神分析に深い関心を抱いていた。…

【フランクフルト学派】より

…1930年代以降,ドイツのフランクフルトの社会研究所,その機関誌《社会研究Zeitschrift für Sozialforschung》によって活躍した一群の思想家たちの総称。M.ホルクハイマー,T.W.アドルノ,W.ベンヤミン,H.マルクーゼ,のちに袂(たもと)を分かったE.フロム,ノイマンFranz Leopold Neumann(1900‐54)たちと,戦後再建された同研究所から輩出したJ.ハーバーマス,シュミットAlfred Schmidt(1931‐ )らの若い世代が含まれる。彼らはいわゆる〈西欧的マルクス主義〉の影響の下に,正統派の教条主義に反対しつつ,批判的左翼の立場に立って,マルクスをS.フロイトやアメリカ社会学等と結合させ,現代の経験に即した独自の〈批判理論〉を展開した。…

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