ミニスカート(英語表記)miniskirt

翻訳|miniskirt

精選版 日本国語大辞典 「ミニスカート」の意味・読み・例文・類語

ミニ‐スカート

〘名〙 (miniskirt) ひざ上一〇~二〇センチメートルの丈の非常に短いスカートミニ
※三匹の蟹(1968)〈大庭みな子〉「少女の短いミニスカートがめくれ上って」

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デジタル大辞泉 「ミニスカート」の意味・読み・例文・類語

ミニスカート(miniskirt)

丈がひざより短いスカート。ミニ。

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改訂新版 世界大百科事典 「ミニスカート」の意味・わかりやすい解説

ミニ・スカート
mini skirt

1960年代から70年代にかけて世界的に流行した膝上丈の短いスカート。ミニはミニマムminimumの短縮形で,ごく小型の意味。1959年にイギリスのクワントMary Quantが発表し,ロンドンの若者の間に流行しはじめた。次いでフランスのデザイナー,クレージュAndré Courrègesが65年のコレクションで発表したことともあいまって,その活動性が注目され,全世界を風靡(ふうび)した。日本でもあらゆる年齢層の女性に愛好され,その後のジーンズとともに戦後ファッションの大衆化,カジュアル化に大きな役割を果たした。また美しいシルエットをつくり出すための体形づくりや瘦身美容などが注目されるようになった。ミニ・スカートの丈は膝上10cmほどの丈から超ミニと呼ばれるほど短いものまであらわれ,その後マキシ,ミディなどとスカートの長さは変遷しながらもファッションの一つとして現在も残っている。ミニ・スカートはそれまでのガーター・ベルトで吊るす靴下に代わって,ウエストまであるパンティ・ストッキング(英語ではパンティ・ホーズ)を流行させ,その他の下着の改良を引き起こすもとともなった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミニスカート」の意味・わかりやすい解説

ミニスカート
miniskirt

膝丈よりも短いスカートの意。 1964年頃イギリスのデザイナー,M.クワント発想から始まり,若々しさ,活動性が好まれ,1970年代初頭まで世界的に流行した。ミニは極小,小型などの意の miniature略語で,一時は,腰をかろうじて覆う程度の短いものも現れた。 1990年代に入って再び復活した。

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