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メイエルソン メイエルソン Meyerson, Émile

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メイエルソン
メイエルソン
Meyerson, Émile

[生]1859.2.12. ルブリン
[没]1933.12.2. パリ
ポーランド生れのフランス (1882以後定住) の哲学者。ドイツとフランスで化学を学んだが,教職にはつかなかった。広範な科学史の知識に反省を加えつつ,彼自身が「知性の哲学」と呼んだ認識論を展開した。

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世界大百科事典 第2版の解説

メイエルソン【Émile Meyerson】

1859‐1933
ポーランドに生まれたフランスの科学哲学者。ドイツで化学を学び,1882年フランスに移る。研究教育職には就かなかったが,あたかも勃興しはじめた自然科学に対する歴史的・哲学的関心を深め,パルメニデス的な合理論に立って,多様な現実をあたう限り同一なものへ還元することを科学の役割とする哲学をもって,実証主義的傾向と対決した。主著は《同一性と現実》(1908),《科学における説明》2巻(1921)など。また晩年には,量子力学におけるN.H.D.ボーアらのコペンハーゲン解釈を批判した《量子力学における実在と決定論》(1933)を著した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メイエルソン
めいえるそん
Emile Meyerson
(1859―1933)

ポーランド系フランス人思想家ジャーナリズム・行政界に身を置いて教職にはつかなかったが、その学殖と人格により多くの崇拝者を集めた。当時の実証主義に対してア・プリオリスム(非経験主義)とレアリスムを堅持した。「新・純粋理性批判」ともいわれ、科学史を貫く基本的な原理を析出、これを「同一化」の原理とし、因果律もこのア・プリオリ(先天的)な原理の事象界への適用とした。科学の進歩はこの同一化作業によって多様性の世界を次々に整序、統合していくことにあるが、しかし知性のこの営みは完全には成就(じょうじゅ)されず、事象界の非合理性は残る。そこに彼のレアリスムと存在論的志向への余地があった。[中田光雄]

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