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メキシコ高原 メキシコこうげんAltiplanicie Mexicana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メキシコ高原
メキシコこうげん
Altiplanicie Mexicana

メキシコ中部,北部の内陸を占める広大な高原。西マドレ山脈東マドレ山脈にはさまれた地域で,北はアメリカ合衆国との国境から,南は北緯 19°の線にほぼ沿って東西に連なる火山帯まで,南北 1000km以上にわたって広がる。南に行くにつれて高くなり,平均標高は北部 900~1200m,南部 1500~2500m。高原面は比高 600~900mの山脈によって区切られたいくつもの盆地から成り,北部高原と南部高原に大別される。北部高原はマピミ盆地サンルイスポトシなどの大きな乾燥盆地から成り,西マドレ山脈から流下する諸河川は,コンチョス川などリオグランデ (ブラボデルノルテ川) に注ぐ川以外,これら盆地内で消失する。灌漑により一部にラグナ地区などの農業地帯ができているほか,銀,鉛,亜鉛,水銀,金,鉄鉱などの鉱床がある。南部高原は火山活動によって特徴づけられ,基盤をなす中生層の上に溶岩や火山灰が厚く堆積し,肥沃な農業地帯を形成している。南部高原を構成するおもな盆地はバヒオトルカメキシコプエブラなどの盆地で,いずれもレルマ,バルサス,パヌコなどの川によって排水される。この南部高原に首都メキシコ市をはじめ,グアダラハラ,プエブラ,レオンなどの大都市が立地し,メキシコ第1の人口集中地域となっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メキシコ高原
めきしここうげん
Plateau of Mexico

メキシコの東シエラ・マドレ山脈と西シエラ・マドレ山脈の間の高原。標高2000メートル前後。北部は砂漠地域で典型的な乾燥盆地をなしている。中央部は豊水性地域でアナワク(湿った所の意)高原といい、早くから居住の中心地で首都メキシコ市がある。北緯19度に沿って火山列が走り、5000メートル級の火山が並んでいる。メキシコは国土が高原性のため、緯度的には熱帯だが常春地域になっている所が多い。[高木秀樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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