メッシナ(英語表記)Messina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イタリア南西部,シチリア島の北東端にある港湾都市。シチリア州メッシナ県の県都。海上交通の要地で,前8世紀にギリシア人により建設された。前 397年カルタゴ人により破壊され,831年頃にはサラセン人,1061年にはノルマン人など,多くの侵略を受けた。また,1908年の震災では市街の 90%が破壊されたが復興した。本土と結ぶフェリー基地で,を中心に食品,醸造セメント化学などの工業が盛ん。港から果実,ワイン,硫黄輸出人口 24万2503(2011推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

イタリア南部,シチリア島北東端のメッシナ海峡に臨む港湾都市。本土のレッジョ・ディ・カラブリアとの間に連絡船が運航オリーブブドウ酒を輸出し,絹織物,食品加工,セメントなどの工業が行われる。12世紀の聖堂教会,大学(1548年創立),海洋生物研究所がある。起源はギリシアの植民市でザンクレと呼ばれ,イスラムやノルマンの支配下でも栄えた。1282年から1860年まで主にスペインの支配下にあった。1908年の大地震で市街の大半が破壊され,さらに第2次大戦で爆撃をうけたにもかかわらず,歴史的建造物がかなり残っている。24万3262人(2011)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

イタリア南部,シチリアにある同名県の県都。人口23万3845(1994)。メッシナ海峡に面した港湾都市で,本土のレッジョ・ディ・カラブリアとを結ぶ連絡船が定期運航している。オリーブ,かんきつ類などの農産物集散地で,食品工業も盛ん。 紀元前8世紀にギリシアの植民市として建設され,の形をした地形からザンクレZanklēと呼ばれた。前5世紀対岸のレギオンの僭主アナクシラスが支配し,ギリシアの故郷の名にちなんでメッサナMessanaと名付けた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

(Messina) イタリア、シチリア島の北東岸、メッシナ海峡に面する港湾都市。紀元前八世紀ギリシアの植民都市として建設されたのが起源。イタリア本土との間に連絡船が通う交通の要地にあり、ブドウ、オリーブなどの集散地。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

マスターズトーナメント

1934年 B.ジョーンズと A.マッケンジーにより創設されたゴルフトーナメント。毎年4月第2週にジョージア州オーガスタのナショナルコースで行なわれ,「マスターズを制する者は世界を制する」といわれるほ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android