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ヨアキム・デ・フローリス Joachim de Floris

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世界大百科事典 第2版の解説

ヨアキム・デ・フローリス【Joachim de Floris】

1145ころ‐1202
イタリアの神学者,聖書釈義家,修道会創設者。イタリア名はジョアッキーノ・ダ・フィオレGioacchino da Fioreコゼンツァに生まれ,シトー会修道士となったが,パレスティナへの旅行後フローリス(フィオレ)に聖ジョバンニ修道院を創設し,フローリス修道会を始めた。これはイタリアにのみ知られ,17世紀には消滅した。三位一体論と聖書解釈をもとに世界史を3期に分け,第1期は律法の下に俗人の生きる〈父の国〉の時代,第2期はキリストの下に聖職者が霊肉の間を生きる〈子の国〉の時代,第3期は自由な精神の下にヌルシアのベネディクトゥス以来の修道士が生きる〈聖霊の国〉の時代とした。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のヨアキム・デ・フローリスの言及

【木】より

…多くの民族において,木は元祖である父または母と同一視される。 木の元祖的イメージの代表的なものは,12世紀の神秘家ヨアキム・デ・フローリスによるもので,彼はキリスト教の歴史を木として見た。父であるノアからセムとヤペテの2本の幹が伸び,この2本が交差してつくる三つの輪によってキリスト教の過去,現在,未来が象徴される。…

【再臨】より

…しかしその後の教会は制度化をつよめたために中間時的倫理の力動性を失い,その結果第1の来臨と十字架の救いから離れてひたすら再臨を求める異端を生んだといえる。2世紀半ばのモンタヌスの〈神の国〉運動,4世紀末のドナトゥス派の千年王国説,同じく12世紀末のヨアキム・デ・フローリスのそれ,宗教改革時代の再洗礼派,19世紀初めにバプティストから分かれたアドベンティストなどがそれである。第1次大戦後の内村鑑三の再臨運動は,第1と第2の来臨を分離するものではなかったが,中間的制度的な教会を批判する無教会主義を生んだ。…

【第三帝国】より

…この語は最初,12世紀の神学者ヨアキム・デ・フローリスによる《ヨハネの黙示録釈義》のうちに現れた。それによると世界史においては,三位一体に従って三つの秩序(または国)があり,それが三つの時代となって展開するとされる。…

※「ヨアキム・デ・フローリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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