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ヨーロッパ決済同盟 ヨーロッパけっさいどうめいEuropean Payments Union; EPU

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヨーロッパ決済同盟
ヨーロッパけっさいどうめい
European Payments Union; EPU

経済協力開発機構 OECDの前身であるヨーロッパ経済協力機構 OEEC加盟の西ヨーロッパ 18ヵ国による相互間の債権・債務清算機構。 1950年7月成立。多角的決済制度と自動的信用供与の二大機能により,加盟国間の貿易決済に大きく貢献した。しかし 58年 12月末の主要国通貨の交換性回復に伴って発展的に解散し,多角的決済制度はヨーロッパ通貨協定 EMAに,信用供与は自動的メカニズムから申請ベースに内容変更のうえ,ヨーロッパ基金に継承された。しかしその後,72年に EMAは解散し,業務は国際決済銀行 BISに引継がれた。

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百科事典マイペディアの解説

ヨーロッパ決済同盟【ヨーロッパけっさいどうめい】

ヨーロッパ経済協力機構(OEEC)の下部組織。略称EPU。1950年設立。OEEC加盟国間の多角的決済を行うことにより貿易の拡大に貢献。実務は国際決済銀行が行った。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヨーロッパ決済同盟
よーろっぱけっさいどうめい
European Payment Union

略称EPU。ヨーロッパ支払同盟ともいう。ヨーロッパ経済協力機構(OEEC)の下部機構で、それに加盟する西欧18か国をメンバーとし、これら各国相互間の対外収支の多角的な決済を目的とした機構である。1950年9月に調印され、7月にさかのぼって実施された。その構想は、国際通貨基金(IMF)設立時のケインズ案(国際清算同盟案)にきわめて類似していた。EPUは多角的決済制度と自動的信用供与の二つの機能により、西欧諸国間の貿易拡大と自由化に大きく貢献した。EPUの基金はマーシャル援助からの資金と加盟国の出資からなり、業務は国際決済銀行(BIS)が代行した。58年末、西欧主要通貨の交換性回復に伴ってEPUは発展的に解散し、多角的決済制度はヨーロッパ通貨協定(EMA)に、信与供与機構は修正のうえヨーロッパ基金にそれぞれ継承された。[土屋六郎]

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