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ラジウム療法 ラジウムリョウホウ

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デジタル大辞泉の解説

ラジウム‐りょうほう〔‐レウハフ〕【ラジウム療法】

ラジウム放射線の組織破壊性を利用して行う治療法。悪性腫瘍(しゅよう)に用いる。

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百科事典マイペディアの解説

ラジウム療法【ラジウムりょうほう】

ラジウムその他の天然放射性物質を用いる放射線治療ラジウム塩,ラドンなどが用いられる。皮膚疾患などに対する表在照射には,そのβ線が利用され,白金製のラジウム針,純金製のグレインなどによる腫瘍(しゅよう)などに対する組織内照射や管状線源を用いる腔内照射には,そのγ線が利用される。

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大辞林 第三版の解説

ラジウムりょうほう【ラジウム療法】

ラジウムを放射線源に用いる治療法。悪性腫瘍に対して行う。組織を限局して大量の放射線を照射することができる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラジウム療法
らじうむりょうほう
radium therapy

放射性同位元素(ラジオ・アイソトープ)のラジウム(原子番号88、原子量226)から出る放射線を用いる療法のことで、α(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線が放出され、この3種とも放射線治療が可能であるが、現在ではほとんどγ線のみが利用されている。ラジウムの半減期は1590年で、半永久的に使用できる。
 ラジウム治療器具としては、白金製の管や針がある。ラジウム管とは、ラジウムを管状の白金容器に密封したものであり、ラジウムの量は一般に10~30ミリグラムである。ラジウム針は、ラジウム管と同じく針状の白金容器にラジウムを密封したもので、針長は10~40ミリメートル、ラジウムの量は1~10ミリグラムである。
 ラジウム管は腔(くう)内照射に使われ、主として子宮頸癌(けいがん)に用いられる。子宮腔内と腟(ちつ)内に挿入する。ラジウム約100ミリグラムを1回につき20時間くらい挿入しておく。1週間に1回、合計3回ほど行う。最近では、コバルト60などを遠隔操作式で挿入する方法がとられるので、行われない。このコバルト60などを遠隔操作式で挿入する方法は小線源治療装置ともよばれ、1960年以降増加している。遠隔操作して術者の安全を守る体内照射装置で、10キュリー程度の線源である。大量に体外から照射するコバルト60大量遠隔照射装置とは別のものである。
 ラジウム針は組織内照射に利用され、多くの頭頸部癌、とくに口腔癌によく使われる。舌癌では、癌のある舌の部分に局所麻酔下でラジウム針を普通10本前後刺入する。約1週間、刺したままにしておく。舌癌の原発巣に対する治療法として第一に選択されるのは、このラジウム療法である。[赤沼篤夫]
『尾内能夫著『ラジウム物語 放射線とがん治療』(1998・日本出版サービス)』

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