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ラディカル・エコノミックス radical economics

世界大百科事典 第2版の解説

ラディカル・エコノミックス【radical economics】

1960年代のアメリカでは,ベトナム反戦運動黒人解放運動,フェミニズム等々,さまざまな社会運動が噴出した。こうした状況下,大学制度の内部にいる職業的な経済学者や大学院生に対しても,研究の方法論や研究課題の選択に関して新しい方向づけを迫った。それまでのアメリカの経済理論や実証研究の主題は,ケインズの理論をも包含する新古典派総合と呼ばれるものであったが,これは先験的に平等とされる諸個人や企業の集合体として経済をとらえる傾向をもっているため,人種差別などにみられる現実の経済社会における階層構造にまで立ち入って分析を行い,改めるべき点があれば変革プログラムを提出するだけの内在的契機を欠く面がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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