ラミントン山(読み)ラミントンサン

デジタル大辞泉 「ラミントン山」の意味・読み・例文・類語

ラミントン‐さん【ラミントン山】

Mount Lamingtonパプアニューギニアニューギニア島南東部にある火山。標高1680メートル。ポポンデッタ南西約10キロメートルに位置する。1951年の大噴火により火砕流が発生し、約3000人もの死者が出た。1952年から1956年にかけて噴火が続いたが、以降は記録されていない。ラミントン火山

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改訂新版 世界大百科事典 「ラミントン山」の意味・わかりやすい解説

ラミントン[山]
Mount Lamington

ニューギニア島南東部にある侵食の進んだ成層火山(標高1780m)で,角セン石安山岩からなり,山頂にU字形の火口が北に開いている。ラミントン山は死火山と考えられていたが,1951年に山体崩壊と火砕流を伴う大噴火をおこし,山頂から半径約10kmにわたって森林耕地を破壊し,住民3000人が犠牲となった。その後,火口底に角セン石安山岩の溶岩円頂丘が成長し,翌年には比高560mに達した。
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