リオグランデ(読み)りおぐらんで(英語表記)Rio Grande

翻訳|Rio Grande

デジタル大辞泉 「リオグランデ」の意味・読み・例文・類語

リオ‐グランデ(Rio Grande)

アメリカメキシコの国境東半を成す川。米国コロラド州南西部のサンフアン山脈に源を発し、南東に流れてメキシコ湾に注ぐ。長さ3057キロ。

リオ‐グランデ(Río Grande)

アルゼンチン南端、ティエラ‐デル‐フエゴ州の都市フエゴ島北部の中心地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「リオグランデ」の意味・読み・例文・類語

リオ‐グランデ

  1. ( Rio Grande ) ブラジル南端部の港湾都市パトス湖大西洋への出入口にある。ポルトアレグレの外港で、農畜産物の集散地積出港

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「リオグランデ」の意味・わかりやすい解説

リオ・グランデ
Rio Grande

ブラジル南部,リオ・グランデ・ド・スル州の港湾都市。人口19万6982(2005)。パトス湖の南岸にあり,良港をもつ。州南部に広がるガウショ平原パンパ)の牧畜地帯の集散地として,ペロタスPelotas(54km北にある。人口34万6452,2005)と一対の都市部を構成し,港としてこの地をサン・パウロ方面と直結させている。牛肉,海産物の加工工業が盛んで,港から肉製品,米,小麦,大豆などをおもにサン・パウロ方面に輸出する。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リオグランデ」の意味・わかりやすい解説

リオグランデ
Rio Grande

ブラジル最南部,リオグランデドスル州南東部の都市。中心集落は州都ポルトアレグレの南南西約 240kmにある港湾都市で,パトス湖南端部と大西洋を結ぶ狭い水路にのぞむ。同水路の入口には浅瀬があるが,浚渫により外洋船が入港できる。 1737年ポルトガル人が建設した要塞を中心に形成された町で,18世紀末ポルトアレグレに取って代られるまではこの地方の行政中心地として発展。現在,北西約 40kmのペロタスとともに同州の主要港で,同州に産する乾燥牛肉,皮革ラード羊毛,米,小麦,魚類などを積出す。工業も盛んで,食肉加工,魚類・野菜缶詰,毛織物石油精製などの工場がある。ペロタスから鉄道,道路が通じる。人口 17万 2435 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「リオグランデ」の意味・わかりやすい解説

リオ・グランデ[川]【リオグランデ】

米国,コロラド州のロッキー山脈中に発し,南東流してメキシコ湾に注ぐ川。メキシコではリオ・ブラボー・デル・ノルテRio Bravo del Norte(北の勇ましい川の意)という。全長3057km。エルパソから下流は米国とメキシコとの国境線をなすが,河道の変遷が著しく,しばしば国境問題を起こした。洪水調節,灌漑(かんがい)を目的に国際開発計画が実施され,エレファント・ビュートなどのダムが建造されている。中流部米国側にビッグ・ベンド国立公園がある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リオグランデ」の意味・わかりやすい解説

リオ・グランデ
りおぐらんで
Rio Grande

ブラジル南部、リオ・グランデ・ド・スール州の港湾都市。パトス湖の南端近くに位置する。人口18万6544(2000)。1737年に植民都市として建設された。ブラジルの重要港の一つで、食肉や皮革の加工業、毛織物・綿織物工業が盛んである。漁港としても重要で、大きな精油所がある。ドイツ系、イギリス系の商社が多く集まる中心部の近代的都市景観と、ポルトガルの植民地時代の古い建物との対照が訪れる人々の目をひく。

[山本正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「リオグランデ」の解説

リオ・グランデ

田中芳樹原作のSFアニメ「銀河英雄伝説」シリーズに登場する宇宙戦艦。自由惑星同盟軍の第5艦隊旗艦。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android