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リグナン

栄養・生化学辞典の解説

リグナン


 図に示したように,n-フェニルプロパンがn-プロピル側鎖の2位で2分子結合した形のβ,γ-ジベンジルブタン骨格をもつ物質の総称.植物に広く分布する.酸化防止剤として利用される.ゴマに含まれるセサモリン次ページの図のグアイヤレチン酸はその例.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リグナン
りぐなん
lignan

植物体内、とくに樹脂分から得られるアルコールまたはフェノール成分の総称であり、レジノールまたは樹脂アルコールともよばれる。通常、ヒドロキシ基、メトキシ基、メチレンジオキシ基などで置換されたフェニルプロパン構造二つが側鎖で結合した骨格をもっている。リグニンと同様に植物体内においてシキミ酸経路で生合成される。植物由来のポリフェノールであるので、油脂の酸化防止作用をもつ。エストロゲンに似た作用をもつので植物エストロゲンとよばれている化合物群の一つである。[廣田 穰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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