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ルピナス Lupinus perennis; wild lupine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルピナス
Lupinus perennis; wild lupine

マメ科の多年草。本来は南北アメリカ大陸に原産するハウチワマメLupinusの属名であるが,日本の園芸界ではこのうち観賞用に栽培する2~3種類を特にこの名で呼ぶことが多い。代表的なものは北アメリカ原産のハウチワマメ L. perennisノボリフジともいう。茎は直立,分枝し,高さ 30~60cmあり,葉は8枚前後の小葉から成る掌状複葉で,小葉は長さ約 2.5cm,5~7cmの長い葉柄があり互生する。初夏の頃,茎頂に長さ約 25cmのまばらな総状花序を伸ばし,長さ 1cmあまりの蝶形花をつける。花色は普通青色であるがときに白色や淡紅色のこともある。莢は長さ 3cm内外で毛が密生する。

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デジタル大辞泉の解説

ルピナス(〈ラテン〉Lupinus)

マメ科ルピナス属(ハウチワマメ属)の植物の総称。一年草または多年草。葉は手のひら状の複葉で、長い柄がある。春から夏、花穂を直立し蝶形の花を密につける。花色は黄・赤・桃・紫・青など。南北アメリカとヨーロッパに約300種が分布。花壇などに植える。 夏》

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百科事典マイペディアの解説

ルピナス

マメ科ハウチワマメ属の総称。世界に約300種あり,観賞用,飼料緑肥,食用などとされる。一〜多年草でときに低木。葉は掌状複葉となり,花は蝶(ちょう)形花で茎の上部に総状につく。

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世界大百科事典 第2版の解説

ルピナス【lupine】

マメ科のハウチワマメ属(ルピナス属ともいう)Lupinusの植物の総称で,ルーピンともいう。温帯を中心に世界各地に200~300種あるといわれ,多くは一・二年草であるが,中には多年草や低木となる種もある。一部は飼料や緑肥,観賞用,食用などにするために栽培される。葉は細長い小葉が5~15枚掌状に集まる複葉で,茎の先に多数の花を春に房状につける。一般に有毒のアルカロイドを含むが,含有量は種や品種によって変異が大きい。

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大辞林 第三版の解説

ルピナス【Lupinus】

マメ科ハウチワマメ属の植物の総称。温帯を中心に世界に約300種ある。一年草または多年草。長柄の掌状複葉を根生。茎先に花穂を直立する。観賞用・飼料・緑肥などにするものもある。ルーピン。羽団扇豆はうちわまめ
のうち観賞用に栽培されるノボリフジの園芸上の通称。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルピナス
るぴなす
[学]Lupinus

マメ科ルピナス属の総称。一、二年草および多年草。和名は、花のつき方からノボリフジ(登藤)、また葉の形からハウチワマメ(葉団扇)という。各種とも長柄のある掌状複葉を根生し、花茎を抽薹(ちゅうだい)して総状花序をつくる。旗弁は立って両縁(へり)は反転し、翼弁は内に巻いて竜骨弁を包囲する。花色は黄、紫、青、白、桃紅、複色などである。北アメリカ、中南米、アフリカ、地中海沿岸に広く分布し、約300種知られる。飼料、花壇、切り花に利用する。よく栽培されるものに次の各種がある。
 キバナルピナスL. luteus L.は南ヨーロッパ原産で、高さ40~50センチメートル、秋播(ま)きで、3~5月に黄色花を開く。切り花用としての栽培が多い。カサザキルピナスL. hirsutus L.も南ヨーロッパ原産で、高さ50~60センチメートル。秋播きで、4月ころ、青紫色または白色花を開く。ハートウェギーL. hartwegii Lindl.はメキシコ原産で、高さ60~90センチメートル。秋播きで、5~6月に開花する。花色は青紫、白、桃、紅色などで、本属中もっとも美しい。近年よく栽培されるようになったラッセル・ルピナスL. polyphyllus Russell hort.はポリフィルスをイギリスのラッセルが改良した品種群で、高性の多年草。黄、赤、青色花がある。
 栽培は、一、二年生種は秋播き、多年生種は春播きである。種子は大形で、直根性で移植を嫌うので、直(じか)播きして間引きするか、苗床に播き、本葉2枚くらいの小苗のうちに定植する。株間は一、二年草で10~15センチメートル、多年草で20~30センチメートル。あまり土質を選ばずによく生育するが、夏季に冷涼な地帯がよい。[吉次千敏]

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世界大百科事典内のルピナスの言及

【豆】より

…栽培の歴史の古いエンドウは種子を食用とする以外に,キヌサヤ系の野菜利用品種群が分化している。また観賞用の地中海域原産のルピナス(ルーピン)類にも豆が食用とされるものがある。
[豆類の調理]
 豆類の種子が生食されることは,ほとんどない。…

※「ルピナス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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