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ルリア Luria, Salvador Edward

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルリア
Luria, Salvador Edward

[生]1912.8.13. トリノ
[没]1991.2.6. マサチューセッツ,レキシントン
アメリカの遺伝学者。トリノ大学で医学を学ぶ。パリのパスツール研究所で,ファージを扱うための実験技術を修得。 1940年渡米,コロンビア大学で研究。 M.デルブリュックらとともに,研究グループ (のちにファージグループと呼ばれる) をつくる。 42年,電子顕微鏡観察により,ファージが頭部と尾部の2部分より成る構造をもつことを発見。 43年,デルブリュックとの共同研究で,ファージを加えて細菌を培養したときにファージ耐性菌が現れる原因は細菌の突然変異であることを見出し,細菌で突然変異の起ることを証明した。 45年,A.ハーシーとは独立にファージで突然変異が起ることを明らかにする。 50年よりマサチューセッツ工科大学教授。 53年に著わした『一般ウイルス学』 General Virologyは,教科書として広く用いられている。 69年にファージに関する研究で,デルブリュック,ハーシーとともにノーベル生理学・医学賞を受賞。

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百科事典マイペディアの解説

ルリア

イタリア生れの米国の生化学者。トリノ大学卒。1940年渡米し,コロンビア大学,マサチューセッツ工科大学教授を経て,同大学癌研究所長。デルブリュックと共同研究を行い,バクテリオファージの突然変異などを利用してファージと細菌の遺伝的相互作用について多くのことを明らかにした。

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世界大百科事典 第2版の解説

ルリア【Aleksandr Romanovich Luriya】

1902‐77
ソ連邦の神経心理学者。1921年カザン大学社会学部を卒業,24年からモスクワ実験心理学研究所に所属し,37年モスクワ第一医科大学卒業後,45年モスクワ大学心理学部教授となり,多くの神経心理学的研究を行った。その立場は,脳の諸領域が協調的に働いて心理活動の基本的構成要素となるシステムを形成するという力動的局在論であり,ビゴツキーの心理学とパブロフの高次神経活動学説を統合した。戦傷者の外傷性失語症,大脳前頭葉機能や記憶についてなど多数の研究があり,296項目からなる〈ルリア=ネブラスカ神経心理検査〉でも知られている。

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