レクリングハウゼン(その他表記)Recklinghausen

デジタル大辞泉 「レクリングハウゼン」の意味・読み・例文・類語

レクリングハウゼン(Recklinghausen)

ドイツ西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市ルール地方の工業都市一つで、ラインヘルネ運河に沿う。14世紀にハンザ同盟加入。19世紀後半に炭鉱採掘により発展。旧市街に13世紀創設の聖ペテル教会、市庁舎などの歴史的建造物が残っている。レックリングハウゼン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レクリングハウゼン」の意味・わかりやすい解説

レクリングハウゼン
Recklinghausen

ドイツ西部,ノルトラインウェストファーレン州,ルール工業地帯の北端に位置する鉱工業都市。ライン=ヘルネ運河にのぞむ。コークス製造のほか,化学,機械,金属繊維などの工業が行われる。古くはザクセン人の居住地で,カルル大帝のもとで帝国直轄都市。 1197年からケルン大司教管区となり,1236年都市権獲得。 1316年ハンザ同盟に加入。 19世紀に炭鉱が発見され,急速に工業化が進んだが,旧市街はそのまま維持され,聖ペテルス聖堂 (1276着工) など中世の建物が多い。人口 11万9050(2010)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レクリングハウゼン」の意味・わかりやすい解説

レクリングハウゼン
れくりんぐはうぜん
Recklinghausen

ドイツ西部、ノルトライン・ウェストファーレン州、ルール地方の郡庁所在都市、鉱工業都市。人口12万4800(2000)。1869年以来石炭採掘が行われ、加えて繊維、食品家具などの工業がある。美術館、国立数学・自然科学教習所などがあり、ルール祝祭劇の開催地でもある。1236年に都市の資格を得、1316年ハンザ同盟の一員となった古い都市で、聖ペテル教会(13世紀創建、主要部は16世紀建築)、城館(18世紀)、旧市街地などにそのおもかげをとどめている。

[齋藤光格]

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